DEERS HOME 試合結果

2010年09月19日(日) XリーグEAST リーグ戦第二節

鹿島DEERS VS 富士ゼロックスミネルヴァAFC
会場: 川崎球場 / 試合開始時刻: 11:00 / 試合終了時刻: 13:10
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 14 17 17 14 62
富士ゼロックスミネルヴァAFC 0 0 0 0 0
title

(photo_num)

  • RB#20岩倉選手
  • RB#27伊藤選手
  • DB#3小堺選手
  • LB#5桑澤選手
  • WR#33澤田選手

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島DEERS 1 04:09 RUSH #2中川 15 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 1 09:47 PASS #10山城→#97藤本 3 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 2 03:38 RUSH #20岩倉 1 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 2 09:19 RUSH #11前田 6 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 2 11:21 FG #14青木 37 -
鹿島DEERS 3 00:23 KOR #11前田 83 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 3 04:23 PASS #10山城→#6渡部 14 KICK #14青木 G
鹿島DEERS 3 09:12 FG #14青木 47 - - -
鹿島DEERS 4 08:12 RUSH #18永川 33 KICK #26鹿島 G
鹿島DEERS 4 10:16 RUSH #20岩倉 5 KICK #26鹿島 G
内容 鹿島 富士ゼロックス
1.ファーストダウン(回数) 23 6
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 57-495 Yds 44-131 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 21-18-0-204 Yds 20-10-2-94 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 36-261 Yds 24-37 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 5-30 Yds 1-15 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 1-0 1-0
5.フィールドゴール(回数-成功) 2-2 0-0
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) 25:16 22:44
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解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

2010年秋季リーグ第2戦は、まだ夏の暑さが残り、強い日差しの川崎球場で、 DEERSのキックオフで試合開始となる。 ゼロックス最初の攻撃は1stダウン与えずパントに追い込む。 DEERS最初の攻撃は反則で後退するが、QB#10山城からTE#1庭野への8ydパス、 WR#11前田の10ydラン、RB#20岩倉の8ydランでゼロックス陣15ydに迫ると、 WR#2中川が華麗なステップでタッチダウンランを決めて先制する。(7-0)
ゼロックスの次の攻撃も1stダウンを与えずパントに追い込む。 DEERSはQB山城自身の18ydランとWR中川への13yd・19ydパス等で前進し、 最後はQB山城がTE#97藤本に3ydのタッチダウンパスをヒットさせる。(14-0)
ゼロックスに31ydのパスを通されてDEERS陣41ydに攻込まれるが、 LB#31秋野のタックルで前進を阻止するとDB#13山本・周がインターセプトを奪い取る。 DEERSはQB山城がWR前田に21ydパスを決めて、ゼロックス陣に攻込む。

2Q

DEERSはQB山城からWR#18永川に8yd・WR中川に17ydのパスと、 RB#27伊藤の5yd・4ydラン、RB岩倉の9ydランで前進し、 残り1ydをRB岩倉がエンドゾーンに走り込んでタッチダウンを奪い取る。(21-0)
ゼロックスの攻撃はDL#92西川のロスタックル等で前進を許さない。
DEERSはQB山城がWR中川に5yd・WR#33澤田に15yd・WR#6渡部の7ydパスを通し、RB岩倉が9yd・5ydを走る。 そして、残り6ydをWR前田がフラットパスを受けた後にエンドゾーンに走り込んでタッチダウンを挙げる。(28-0)
ゼロックスの攻撃を前進を許さずパントに追い込む。 DEERSはQB山城からWR前田に21ydパス、RB岩倉の18ydランで前進し、 K#14青木が37ydのフィールドゴールを決めて前半が終了する。(31-0)

3Q

後半開始のゼロックスのキックオフをキャッチしたWR前田は、左サイドライン際に走って前進する。ここで、ゼロックス選手に囲まれると今度は右サイドライン際までタックルをかわし、このまま83ydのリターンタッチダウンを走り取る。(38-0) ゼロックスの攻撃にLB#5桑澤がQBサックを決めて前進を許さない。 DEERSはRB伊藤の8ydラン、QB山城からWR永川への10ydパスでボールを進めると、QB山城がWR渡部に13ydのタッチダウンパスを通す。(45-0)
ゼロックスの攻撃はDL#41村山のタックルなどでパントに追い込む。 DEERSはQB山城からWR澤田への11ydパス等でゼロックス陣に入ると、K青木が47ydの長いフィールドゴールを、まだまだ余裕のあるキックで成功させる。(48-0)
ゼロックスが反撃する。QBの11ydランと8ydパスを通したところで最終の第4Qとなる。

4Q

ゼロックスはDEERS陣42ydからの4thダウンギャンブルを18ydのパスで成功させると、更に12ydパス等でDEERS陣5ydに迫る。 しかし、残り5ydからの4thダウンギャンブルのタッチダウンパスをDEERSディフェンスが失敗に終らせ得点を与えない。 DEERSはQB#16尾崎からWR伊藤への9ydパスで自陣から脱出すると、RB岩倉が42ydを走り、 WB永川がフラットパスを受けた後にゼロックスディフェンスを振り切って33ydのタッチダウンランを奪い取る。キックはK#26鹿島が決める(55-0)
ゼロックスのパス攻撃にLB#3小堺がインターセプトを奪い取る。 DEERSはRB岩倉の11ydラン、RB伊藤の5yd・4ydランで前進し、最後はRB岩倉が5ydを走り切ってタッチダウンを挙げる。(62-0)
ゼロックス最後の4thダウンギャンブルの攻撃をDL#99海老沢がタックルを決めて試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント

森ヘッドコーチ

(連続完封となる大勝にも、次戦以降の課題を語った。)
「ボールセキュリティとボールハンドリングをしっかりしていきたい。拮抗したゲームでは一回のボールハンドリングのミスが命取りになる。これまでもそれで勝てたゲームもあったし、負けたゲームもあった。この試合では、ボールセキュリティを意識すると萎縮して本来のプレースピードが出ていない場面が見られた。これは普段の練習において基本のスタンダードが高くない証拠。もっと基本を大事にしなければならない。」

選手コメント

LB#42牧内選手

■牧内主将
「オフェンスも爆発したし、ディフェンスも完封できたし、良い試合が出来たと思う。ただしスナップの乱れ等もあったし、森HCの指摘のようにボールセキュリティをさらにしっかりする必要がある。イメージで上げられるものでは無いので、反復練習で身体に覚えこませる他は無い」



QB#10山城選手

■QB#10山城選手
 (驚異的なパス成功率(16/19)で192ydを獲得。シチュエーションに応じた巧みなパス捌きでオフェンスを見事にコントロールした。)

「今日の自分の出来は80点。良かった点は、置きにいかず積極的なパスが出せた事。2Q終了間際、残り1分20秒からのオフェンスで2本のロングパスを決められたのもその姿勢を保ち続けたからだと思う。ただし、あそこはタッチダウンまで持って行くべきだった(結果はフィールドゴール)。また、本当はフル出場する筈だったが、途中で足が攣ってしまい尾崎さんと交代となったのが悔やまれる。それら合わせてマイナス20点。次戦もしっかり投げ込んでいって、オフェンスをコントロールしたい。」




TE#97藤本選手

■TE#97藤本選手
 (この日、チーム2つめとなるタッチダウンパスをキャッチした#97TE 藤本。DLからTEにコンバートされた藤本にとって学生時代を通じても生涯初のタッチダウンとなった。)

「タイトエンドにパスが出されるシチュエーションは、やや強引でもいかなければならない時と理解している。だからこそ、投げられたら泥臭くても良いから必ず取る・・の気持ちでやっている。簡単にキャッチしたように見えたのは、山城のパスが素晴らしく絶妙だったから。人生初のタッチダウンは山城さまさまです。ただその瞬間、実は審判のコールが遅かったため、"ちゃんとキャッチしてるよね。ちゃんとゾーン内にいるよね。"と自らの手元と足元を慌てて確認しているうちに喜ぶタイミングを逸してしまった。 今後は、厳しい試合の重要な場面で起用してもらえるように、一つ一つを確認しながら上のレベルを目指していきたい。」