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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 14 | 14 | 10 | 14 | 52 |
明治安田パイレーツ | 7 | 6 | 0 | 0 | 13 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 1 | 05:18 | PASS | #16尾崎→#18永川 | 12 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 1 | 11:20 | PASS | #16尾崎→#11前田 | 25 | KICK | #14青木 | G |
パイレーツ | 2 | 14:17 | RUSH | #3田口 | 2 | KICK | #18今栄 | G |
鹿島 | 2 | 00:11 | RUSH | #11前田 | 57 | KICK | #14青木 | G |
パイレーツ | 2 | 04:53 | PASS | #7水野→#87松下 | 15 | KICK | #18今栄 | NG |
鹿島 | 2 | 14:18 | PASS | #16尾崎→#25岩井 | 21 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 00:14 | KOR | #11前田 | 89 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 13:36 | FG | #14青木 | 31 | − | − | G |
鹿島 | 4 | 02:05 | PASS | #10山城→#1庭野 | 44 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 4 | 04:55 | RUSH | #29丸田 | 52 | KICK | #26鹿島 | G |
内容 | 鹿島 | パイレーツ |
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1.ファーストダウン(回数) | 24 | 18 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 60-549 Yds | 66-284 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 19-14-0-254 Yds | 28-14-1-144 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 41-295 Yds | 38-140 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 5-50 Yds | 0-0 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 2-1 | 2-1 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 2-1 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 28:38 | 31:22 |
2010年秋季リーグ2ndSTAGE第1戦は、秋晴れの川崎球場でDEERSのキックオフで試合開始となる。
パイレーツ最初の攻撃はDL#93重近のロスタックル等でパントに追い込む。
DEERS最初の攻撃は、
QB#16尾崎からパスを受けたWR#11前田が相手ディフェンスを引き摺る走りで27ydを前進すると、
RB#29丸田が6yd・3yd・9ydを走る。そして、QB尾崎がWR#18永川に12ydのタッチダウンパスを成功させて先制する。(7-0)
次のパイレーツ攻撃ではDL#56杉山のロスタックル等で1stダウンを与えない。
DEERSはQB尾崎の6ydラン、RB#38佐藤の7yd・4ydラン、WR永川への10ydパスで前進し、
最後はQB尾崎がWR前田に25ydのタッチダウンパスをヒットさせる。(14-0)
パイレーツは3人のQBが入れ替り登場し、13ydラン・22ydパス・11ydラン・21ydラン等でDEERS陣2ydに進まれ、
次のプレーでタッチダウンランを奪われる。(14-7)
DEERSはRB佐藤の12ydランでDEERS陣43ydまでボールを進める。
第2Q最初のDEERSの攻撃で、QB尾崎からフラットパスを受けたWR前田が、
エンドゾーンまでほぼ一直線に57ydを走り切ってタッチダウンを奪い取る。(21-7)
パイレーツも反撃する。14ydラン・26ydラン等でDEERS陣16ydに迫り、最後は15ydのタッチダウンパスを奪われる。(21-13)
次のキックオフでWR前田がパイレーツ陣20ydまでリターンするが、反則でパイレーツ陣37ydからの攻撃となる。
QB尾崎からWR#25岩井への11ydパス等で前進するも後が続かず、36ydのフィールドゴールも僅かにポールの右側を通過し失敗する。
パイレーツの攻撃をパントに追い込み、DEERSは自陣8ydからの攻撃となる。
DEERSはRB#20岩倉が7yd・6ydを走り1stダウンを更新すると、
QB尾崎がWR#2中川に28yd、WR前田に20ydのパスを通して前進し、
最後はエンドゾーンに走りこんだWR岩井が21ydのタッチダウンパスをキャッチして前半が終了する。(28-13)
後半開始のパイレーツのキックオフにWR前田がボールをキャッチし、そのまま89ydのリターンタッチダウンを決める。(35-13)
パイレーツの攻撃で5yd・6yd・24yd・8yd・15ydと連続でパスを通され、DEERS陣13ydまで進まれる。
しかし、DB#21加藤がインターセプト決めてピンチを凌ぐ。
DEERSはWR中川の12yd・QB尾崎の11ydラン、WR永川への16ydパスでパイレーツ陣に攻込むが、
反則で罰退した後のプレーでボールをファンブルし攻撃権を失う。
パイレーツの攻撃はDL#99海老澤のロスタックル、DL#92西川のパスカット等で1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB#10山城が登場しWR岩井に5ydパスを通すと、
QBの位置にセットしたWR中川が15ydランで前進し、K#14青木が31ydのフィールドゴールを決める。(38-13)
パイレーツが9ydパス、11ydランでDEERS陣33ydに迫り第4Qとなる。
パイレーツ4thダウンギャンブルの攻撃を、DEERSディフェンスが阻止する。
DEERSはQB山城がWR永川に25ydパスを通すと、次のプレーでTE#1庭野に44ydのタッチダウンパスを成功させる。(45-13)
パイレーツの反撃で、4thダウンギャンブルのランプレーをLB#45山崎が確実なタックルで1stダウン更新を阻止する。
DEERSは直後の攻撃でRB丸田が52ydを独走してタッチダウンを奪い取る。(52-13)
パイレーツのラン攻撃にDL#44小宮のタックルでファンブルを誘い、DL#90鈴木がボールをリカバーする。
DEERSはランプレーで時間を使い、フィールドゴールを狙うがスナップが乱れて失敗する。
パイレーツの必死の攻撃に、DL鈴木とLB#31秋野とでQBサックを決めると、更にDL鈴木がロスタックルを決めて前進を許さない。
DEERSはRB#27伊藤とRB岩倉がランプレーで時間を消費しながら、2回の1stダウンを更新して試合終了となる。
15分クォーターの試合になれば、2タッチダウン程度の点差で逃げるようなフットボールは出来ない。今日はミスもあったが良いプレーもあった。特にオフェンスバックス陣のポテンシャルを引き出せた点が収穫。ディフェンスは立ち上がりのオプションプレーへの対応でややばたついたが途中からアジャスト出来た。ただ、もう少し早めにアジャストできるに越したことはない。これからはポジションや役割によらず、基本をしっかりすることに尽きる。例外は無い。逆に、それさえしっかり出来れば、後は自らがリスクを取って自由にプレーをして貰って構わない。失敗を恐れることは無い。成功すれば自らの勲章になる。
15分クォーターの戦いは激しい。諦めないタフさを持った者だけが勝利できる。今シーズンもフットボールを続けさせて貰えるチャンスが続いている。それなのにやり切らないのは勿体ない。自らがコントロールできることは100%コントロールし、絶対に後悔しない姿勢で次戦に臨む。
■牧内主将
今日はオフェンスのリズムがチームを牽引した。逆にディフェンスは同じようなプレー(オプション)に連続してやられるという課題がはっきりした。凹んではいない。しっかり反省して修正していく。
次戦からは負けたら本当に終わりの試合になる。最高の緊張感を楽しめる状況を続けることが出来るのか、終えてしまうのか。この2週間が勝負になる。ここからが本当の克己。絶対に折れない気持ちを持って、自分たちのプレーをやり切ってみせる。
■TE#1庭野選手
【学生時代はライン専業で、社会人になってからTEに転向。第4Q、自身生涯初のタッチダウンを記録!サイドラインでは「庭野さんをお迎えしよう」と、自らの事のように歓喜する選手達による花道が出来た。】
めちゃめちゃ嬉しい。もの凄く嬉しい。セットの段階から"来るな"という感覚はあった。相手ディフェンスもマンツーマンだったので、ラインバッカーをきれいにクリアー出来た時点で"本当に来る!"の確信があった。そこにQB#10山城様が絶妙のパスを投じてくれた。本当に山城さまさまです。ただ普段から、タッチダウンした時の喜びのポーズやパフォーマンスをあれこれイメージしていたのに、いざ実現すると喜び方が全然わからず何も出来なかったのが残念といえば残念。
いつも自分たちタイトエンドが試合のリズムを作る意気込みで試合に臨んでいる。自分たちの役割は派手なロングパスではないが、次からの戦いでも要所で短くタイトなパスをしっかり決めて、ベースのランプレーを活かすようなリズムを作り上げていきたい。
■DB#5桑澤選手
【得点シーンの多い試合であっただけに、相手のキックオフリターンを確実に敵陣30yd以内に封じ込めたカバーチームのナイスプレーが目立つ試合でもあった。中でも桑澤が本来の身体能力を発揮し、獲物を一発で仕留めるナイスタックルを連発。】
(隣に同じくカバーチームのDB#3小堺・DB#22堀が居るシチュエーションでのインタビュー。今日の活躍の理由は?との問いに対し、小堺・堀が桑澤を差し置いて「自分らのお陰です」と、まずは謙虚さのかけらもないコメントを発信。続けていよいよ開眼?との問いに対してやっと)相手が自分を狙っておらず、(ブロックに)来ていなかっただけです。ラッキーでした。(とコメントを搾り出すも、さらに小堺・堀が「ブロックが見えていたって事でしょ。それじゃ記事にならないっす」と続けてコメント・・・に対し)じゃぁ、そういう事です。(この試合、心情的に何か期するものはあったか?との問いに対ししばらく沈黙して)2ndSTAGEだったのでちょっと頑張ろうと思っていました。次も2ndSTAGEなので頑張ります。(桑澤は相変わらず寡黙で謙虚でインドな人でした。次戦も"カバーの鬼"っぷりを存分に発揮してくれると思います)。
■WR#18永川選手
【怪我から復帰。QB#16尾崎の鋭く短いパスのメインターゲットとして完璧に機能し、先制タッチダウンも上げた】
復帰直後の試合であり正直不安もあったが、だからこそ思い切り行こうとも思っていた。プレーとしてはだめな点ばかりが記憶に残っている。怪我はいい感じで治癒したことが確認できた。
次のアサヒ飲料は自分の出身である関西大学のOBが多く、それだけに絶対に負けられない。地元関西への凱旋を飾るためにも、いい動きをしてチームに貢献したい。
■DB#21加藤選手
【この試合唯一のインターセプトを第3Qで獲得。空中戦で相手WRから奪い取るような激しいBINGOであった】
確かに余裕のあるインターセプトではなく、ぎりぎりの感じだった。身体が前に入って相手のQBに向いていたから上手く奪い取れたのだと思う。(この試合、心情的に何か期するものはあったか?との問いに対し、桑澤と同じく沈黙・・・。返答が無いので次の試合に向けての意気込みを聞いた)基本に立ち返って自分の役割を果たしていいプレーをしていく事だけ。アサヒ飲料はランプレーが多いチームではあるが、時々長いパスも投げてくる。我慢して我慢して、相手がしびれを切らせたところで、大きなプレーを狙っていきたい。