DEERS HOME 試合結果

2011年11月5日(土) Xリーグ 2ndSTAGE Cブロック第一節

鹿島DEERS VS アズワンブラックイーグルス
会場: エキスポフラッシュフィールド / 試合開始時刻: 14:30 / 試合終了時刻: 17:20
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 3 28 3 21 55
アズワンブラックイーグルス 0 0 0 7 7
title

(photo_num)

  • DL#9佐倉選手
  • OL#57倉持(和)・OL#50橋本選手
  • DL#44小宮選手
  • RB#27伊藤選手
  • TE#89三浦選手

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 01:15 FG #14青木 23
鹿島 2 05:58 FUM #91倉持 22 KICK #14青木 G
鹿島 2 06:01 RUSH #38佐藤 3 KICK #14青木 G
鹿島 2 12:21 PASS #12加藤→#25岩井 12 KICK #14青木 G
鹿島 2 13:45 PR #34藤森 62 KICK #14青木 G
鹿島 3 08:04 FG #14青木 51
鹿島 4 01:20 RUSH #38佐藤 5 KICK #14青木 G
アズワン 4 05:44 PASS #12大野→#3中尾 14 KICK #16浦 G
鹿島 4 05:59 KOR #34藤森 84 KICK #14青木 G
鹿島 4 14:14 RUSH #20岩倉 3 KICK #14青木 G
内容 鹿島 アズワン
1.ファーストダウン(回数) 15 14
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 55-256 Yds 70-197 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 29-14-0-178 Yds 35-17-1-156 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 26-78 Yds 35-41 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 4-35 Yds 7-47 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 0-0 1-1
5.フィールドゴール(回数-成功) 2-2 2-0
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) 24:01 35:59
改ページ

解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

 2ndSTAGE第1戦はウエストディビジョン3位通過のアズワンブラックイーグルス(以下アズワン)と、 今年最初の関西遠征となった雨のエキスポフラッシュフィールドでの対戦となる。
 DEERS最初の攻撃は、いきなりQB#12加藤がWR#18永川にロングパスをヒットさせるとWR#25岩井の好ブロックもあり70ydを獲得する。 ここで、タッチダウンは奪えないもののK#14青木の23ydのフィールドゴールで先制する。(3-0)
 アズワン最初の攻撃は、DL#90鈴木がロスタックルを決めるが、8yd・12yd・11ydとパスを通されてDEERS陣23ydで1stダウンを奪われる。 しかし、DL#44小宮のロスタックル等で前進を許さず、26ydのフィールドゴールも失敗に終らせる。
 DEERS・アズワンとも攻撃が進まず、1Qが終了する。

2Q

 アズワンに10yd・15ydとパスを通されてDEERS陣21ydまで迫られるが、 DL#9佐倉がQBサックとパスカットを決める等で前進を許さず、フィールドゴールはDL小宮のブロックでピンチを凌ぐ。
 DEERS攻撃はパスがなかなか通らず、3シリーズ連続で1stダウンを奪えずパントとなる。 しかし、こんな時にはDEERSディフェンスが活躍する。
 アズワン攻撃にDL#92西川がQBサックでファンブルをさせると、 このボールをDL#91倉持が拾い上げ、味方選手のブロックに守られて22ydのリターンタッチダウンを奪い取る。(10-0)
 次のアズワン攻撃にはDB#21加藤がパスインターセプト・35ydをリターンし、相手陣6ydからDEERSの攻撃となる。 このチャンスにQB加藤がWR岩井に3ydパスを通した後、RB#38佐藤が3ydのタッチダウンランを決める。(17-0)
 更にアズワン攻撃をLB#80長島のロスタックルでパントに追い込むと、QB加藤のパスが冴える。 TE#1庭野に5yd・WR永川に9yd・WR#2中川に13ydパスをヒットさせ、最後はエンドゾーンに走り込んだWR岩井に12ydのタッチダウンパスを通す。(24-0)
 そして、アズワンのパス攻撃にLB#30岩根がロスタックルでパントに追い込むと、 RB#34藤森が62ydのパントリターンタッチダウンを奪って前半が終了する。(31-0)

3Q

 アズワン攻撃に、LB#31秋野のロスタックル・DL#99海老澤のQBサックでパントに追い込む。
 DEERSはQB#10山城がRB藤森への7ydパスを通すが4thダウンで残り1ydとなる。 すると、QB#16尾崎が登場し、4thダウンギャンブルをQBスニークで1stダウンを更新する。 このシリーズはK青木の51ydの見事なフィールドゴールで点差を広げる。(34-0)
 アズワン攻撃に再びLB岩根がロスタックル浴びせてパントに追い込む。
 DEERS攻撃でQB山城がWR中川への8yd・18ydパスとRB佐藤の21ydランなどで相手陣26ydに迫ったところで、第3Qが終了する。

4Q

 QB山城がRB藤森に13ydのスクリーンパス・WR永川への9ydパスで前進し、最後はRB佐藤が5ydを走り切ってタッチダウンを奪い取る。(41-0)
 アズワンが反撃する。10ydパス・5ydラン・9ydパス・4ydラン・13ydパスと反則でDEERS陣15ydまで前進し、 最後は4thダウンギャンブルで14ydのタッチダウンパスを奪い取られる。(41-7)
 しかし、次のキックオフにRB藤森が84ydのリターンタッチダウンを決める。(48-7)
 DEERSはランプレーで時間を使いながら攻撃する。 QB尾崎が5yd・7ydを走り、RB#20岩倉が8yd・RB#27伊藤が9ydを走り、最後はRB岩倉が3ydのタッチダウンランで締め括る。(55-7)
 アズワン最後の攻撃も、DL鈴木とDL倉持とでQBサックを決めて試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント

森ヘッドコーチ ―試合を終えて
結果的に得点差はついたが、天気同様すっきりしない試合をしてしまった。 雨の中、応援に来て頂いた多くの観客の皆さんに申し訳ない。 ディフェンスとスペシャルチームはきちんと仕事ができていたが、 オフェンスは良いプレーが少なかった。多少条件が悪くとも、 それをものともしない技術と逞しさがまだまだ足りない。 ただ、ターンオーバーはゼロだったし、調子が悪いながらも集中力を 切らさず悪いなりにまとめたことは評価できる。
―次節に向けて
これまでやってきたことを、より早く、より強く、より正確に できるように練習するだけ。相手がどこであれそれは変わらない。 DEERSらしいフットボールができるようにしっかり準備したい。

選手コメント

DL#91倉持(悠)選手

■DL#91倉持(悠)選手
【試合の立ち上がり、レシーバーの落球やQBのパス投げ損ない、自己完結型のミスが相次いで波に乗れないオフェンス。そんな中、最終的にはチームとして55得点を挙げた口火のタッチダウンは、相手のファンブルボールを拾い上げたDL#91倉持(悠=弟)によるものだった。】

―22ydよく走りました。ベンチからは「遅っ!」の声も上がりながら、その激走姿に観客席からも大歓声が上がっていました。タッチダウンは生涯初ですか?
 2回目です。学生自分に遡りますが、この時は相手のパントリターンの途中でファンブルフリーになったボールを拾い上げてのものでした。ディフェンスとしては初めての経験です。とにかく、追いつかれる、転ぶ、とか余計な事は全く考えず全力で走りました。
―あの場面、密集していてよくわからなかったのですが、QBをファンブルさせたのはDLのうち誰でしたか?戻ってきたDLメンバーは全員「俺だ」と言っていました。
 多分、#92西川さんだと思います(※筆者註:正式に西川選手と確認)。あの場面でしっかりDLがボールの近くにいられた事、寄って行けて相手のオフェンスシステムをしっかり破壊できた事、DL全体が上手く機能しました。良かったと思います。
―今年のDLは強さに凄みが加わったと思います。今日の試合もタッチダウン以外でもDLが要所で最高のパフォーマンスを発揮して勝利を手繰り寄せてくれました。倉持選手ももはや若手・・・ではなく完全にチームを牽引する役割を担っていますね。
 今年はポジションリーダーも拝命しています。DLは才能も力もある素晴らしい選手が揃っています。とにかく人材には事欠きません。自分の役割は、若手とベテランの間を繋げ、全体として最高の力を発揮してもらう事です。
―次の試合、ノジマ戦に向けて一言!
 相手のOLはリーグ屈指のパワーを備えています。間違いなく強い。だからこそ本当に最高に楽しみです。正面から全力でぶつかっていきます。



QB#16尾崎選手

■QB#16尾崎選手
【満を持しての千両役者登場!今シーズン初出場(実は春夏を通じて)のQB#16尾崎選手。この試合最後の攻撃シリーズを担い、自らの好走も含めた多彩な攻撃を操り確実にとどめのタッチダウンを演出した。】

―ナイスQBでした。やっと出てきてくれましたね。(筆者は尾崎選手と同職場で会うたびに「尾崎さぁん、試合出ようよぉ」と懇願し続け、その度に「ははは」と爽やかにスニークされて続けておりました)
 (開口一番)いやぁ、あたふたしてしまいました。ロングパス一発で華麗に出番を決めたかったのですがなかなかそうはいきませんでした。好走に見えた相手タックルをかわし、かいくぐってのランゲインも、実はパスを狙って失敗した後のスクランブルでした。
―そうなんですか?全然慌てているようには見えず、さすがの安定感と思っていました。
 結果的に「うまい」と思っていたけただけです。もっとタイミング良くリズムでポンポン決めていきたかったのですが・・・反省です。一年ぶりの実戦だったのですが、目が少し落ちていたかも知れません。相手のディフェンスが見え難かったかな。ただ練習は積んできましたから、体はしっかり反応して動いてくれました。非常に久しぶりだったので精神的な面でちょっと慌ててしまっただけです。勘も取り戻せました。次の試合もいつ出番が来ても良いようにしっかり準備します。とにかくスッキリしたいですね。


(広報担当:古澤 靖彦)