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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 7 | 14 | 14 | 21 | 56 |
ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鹿島 | 1 | 06:57 | RUSH | #27伊藤 | 1 | KICK | #81宮本 | G |
鹿島 | 2 | 07:33 | RUSH | #29丸田 | 3 | KICK | #81宮本 | G |
鹿島 | 2 | 15:00 | PASS | #12加藤→#25岩井 | 1 | KICK | #81宮本 | G |
鹿島 | 3 | 02:02 | PASS | #10山城→#18永川 | 28 | KICK | #29丸田 | G |
鹿島 | 3 | 12:15 | RUSH | #27伊藤 | 1 | KICK | #29丸田 | G |
鹿島 | 4 | 01:04 | RUSH | #20岩倉 | 5 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 4 | 07:45 | PASS | #10山城→#36藤田 | 1 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 4 | 13:42 | PASS | #10山城→#11前田 | 5 | KICK | #14青木 | G |
内容 | 鹿島 | ライオンズ |
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1.ファーストダウン(回数) | 28 | 8 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 80-604 Yds | 46-152 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 26-23-0-234 Yds | 22-9-0-89 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 54-370 Yds | 24-63 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 4-20 Yds | 6-36 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 1-1 | 0-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 0-0 | 1-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 35:06 | 24:54 |
第35回パールボウル第2戦は、五月晴れの川崎球場で、DEERSの新人WR#81宮本のキックオフで試合開始となる。
ライオンズ最初の攻撃は16ydのパスを通されるが、DL#90鈴木のタックル等でパントに追い込む。
DEERS最初の攻撃はQB#12加藤がWR#2中川に19ydと15ydのパスを通すと、
RB#27伊藤が11yd・RB#20岩倉が28ydを走り、最後はRB伊藤の1ydタッチダウンランで先制する。(7-0)
両チーム共にオフェンスが進まずパントを蹴りあった後、
DEERSはQB加藤からWR#25岩井に6ydパス、RB#34藤森に5ydパスで1stダウンを更新する。
DEERSは相手陣29ydから4thダウンギャンブルを試みるが、失敗に終わる。
ライオンズの攻撃は、QBスクランブルにDB#26林が強烈なタックルを浴びせてパントに追い込む。
DEERSはQB加藤から新人TE#36藤田が5ydパスをキャッチすると、RB#29丸田が5yd・2yd・15ydを走る。
QB加藤がTE#1庭野に5ydパスをヒットさせるとRB藤森がリバースランで30ydを走る。
更に、RB丸田が3yd・13yd・6ydを走り、相手陣3ydに迫ると、最後もRB丸田がタッチダウンランを奪い取る。(14-0)
ライオンズの攻撃は1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB加藤がWR宮本に5yd・WR#11前田に13ydパス・WR#7植村に18ydのパスを通し、
RB岩倉が17yd・5ydを走り相手陣1ydまで迫ると、最後はQB加藤がWR岩井にタッチダウンパスを成功させて前半が終了する。(21-0)
ライオンズのキックオフにWR中川がDEERS陣40ydまでリターンすると、RB丸田が3yd・14dを走る。
相手反則の後、後半から出場のQB#10山城がエンドゾーンに走り込んだWR#18永川に28ydのロングパスでタッチダウンを奪い取る。(28-0)
ライオンズの攻撃はLB#53牧内のタックル、DL#93重近のQBサックで前進を許さずパントに追い込む。
DEERSはQB山城からWR宮本に20ydパスを通し、相手陣35ydに迫るが、次のランプレーでボールファンブルし、攻撃権を奪われる。
ライオンズのパス攻撃でDEERS陣に入り込まれるが新人LB #43小野里のタックルなどでピンチを凌ぐ。
DEERSはQB山城がWR植村に5yd・WR中川に29yd・WR宮本に10ydパスをヒットさせると、
RB伊藤が11yd・QB山城が27ydを走り、最後はRB伊藤が1ydのタッチダウンランを奪い取る。(35-0)
ライオンズの攻撃をLB#37大舘のロスタックル、DL重近のQBサックでパントに追い込むと、
このパントをWR前田が30ydをリターンして第3Qが終了する。
DEERSはRB伊藤の7yd・QB山城の12ydランで前進し、最後はRB岩倉が残り5ydを走り抜けてタッチダウンを挙げる。(42-0)
次のDEERSの攻撃はRB岩倉が13yd・RB伊藤が32yd走り、QB山城がWR#15大谷に6yd・WR#88澤田に14ydパスを通す。
RB伊藤の14ydランで相手陣1ydに迫ると、QB山城がTE藤田にタッチダウンパスを決める。(49-0)
ライオンズのパス攻撃に、LB小野里が2本連続でのパスカットで失敗させる。
DEERSはRB岩倉が7yd・13yd・21ydを走ると、QB山城がWR植村に9yd・WR大谷に11ydのパスをヒットさせ、
最後はWR前田に4ydタッチダウンパスを決める。(56-0)
ライオンズはキックオフリターンでDEERS陣24ydに迫るが、DL重近のQBサックで31ydまで後退させる。
最後のフィールドゴールトライはDL#44小宮がキックをブロックし、無失点で試合終了となる。
前回の試合の反省を受けて、修正できている点がいくつか見られたし、
4人の新人選手やRB#20岩倉、#27伊藤らの成長に手応えを感じられたことは良かったが、
まだまだつまらない反則やファンブル、スナップの乱れといった基本技術の低さや不注意に起因する
「やってはいけないミス」が出ている。このようなミスがひとつの試合で何回も出ると言うことは、
まだまだ意識が低い証拠。特に基本技術は一朝一夕には身につかないので地味な練習を地道に積み重ねていくしかない。
小手先の修正よりももっと本質的な部分を大事にしていきたい。次はシーガルズが相手。確実に、格段に、厳しい戦いとなる。
フィジカルでもメンタルでも一段上を目指して挑みたい。
■WR#7植村選手
―まずは本業のレシーバーとして3つのキャッチをしっかり記録しました。沈着冷静なベテランらしい見事なプレーであったと思います。自分の感触は?
長く選手をやらせてもらっていますが、いまだにシーズン初キャッチは春であっても緊張しますね。今日は1回目のキャッチの際に、かなり強く激しいタックルを受けました(前腕部にかなり大きな擦過傷あり!:筆者註)。それで却って開き直れた部分はあります。2本目以降は、「さっきのを受けられたのだから、次に相当なやつが来ても大丈夫」という気持ちになれました。
―ホルダーとしても危なげないプレーを見せてくれました。
無事に遂行できた事は、本当によかったと思います。この仕事もしっかり若手にも引き継いでいきたいですね。怪我で調整しながら出場している専業キッカーの#14青木は左蹴りで、そのホルダーとしては#28島(本業DB:兼務ホルダー)とのコンビが確立されました。自分は現在、新たに加入した右蹴りの#81宮本(本業WR:兼務キッカー)のホルダーを務めていますが、エマージェンシーな部分もあります。自分がしっかりとプレーできるうちに、宮本専用のホルダーも育てたいと思います。
―次戦、いよいよシーガルズとの対戦です。
楽しみ・・・と言いたいところですが、とにかく何でもいいから、どんな形でもいいから、楽しめなくてもいいから、勝ちたいです。負け癖には絶対しない。変な苦手意識になってしまう前に、これまでの雰囲気を払拭するような戦いをしてみせます!
■TE#36藤田選手
―学生時代はOLを担い、DEERSの一員となった今年からTEにコンバート。今日は人生初キャッチを記録したどころか、第4Qには難しいエンドゾーンライン際へのタッチダウンパスを見事にキャッチしてくれました。実は試合でボールに触る事すら初めてだったそうですね。「初めてづくし」の今日の試合を振り返って今の気持ちを教えてください。
最初のキャッチは、取れたのは良かったのですが直後にファンブルしてしまいました。こぼしたボールは視野に入っていたので何とかカバーする事はできましたが、コーチからも、それが今のお前の実力だと言われました。本当にその通りです。反省して次に繋げていきたいと思います。
―タッチダウンパスは空中で受けて見事にライン内に足を残して着地してくれました。
タッチダウンは本当に素直に嬉しいです。実は前試合のユニシス戦でも類似のシチュエーションで同じコールがありました。その時は、自らのリリースが遅くターゲットになれなかったので、今度こそという思いもありました。前回から改善できたという事も良かったと思います。
―次のシーガルズ戦に向けて一言!
自分のタッチダウンで決めてやる!という気持ちで挑みます。
筆者註:すっかり縁起物となった藤田選手のニックネームは奇しくも「ことぶき」。
#2WR中川選手の「何となく・・・」という立派な理由で付いたそうですが、既にチーム内にしっかり根付いていました。