DEERS HOME 試合結果

2012年9月8日(土) XリーグEAST 1st STAGE リーグ戦第一節

鹿島DEERS VS ブルザイズ東京
会場: 川崎球場 / 試合開始時刻: 14:00 / 試合終了時刻: 16:08
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 14 3 28 26 71
ブルザイズ東京 0 3 0 0 3
title

(photo_num)

  • RB#38佐藤(昭)選手
  • DL#93重近選手・LB#37大舘選手
  • DB#47矢野選手のインターセプト
  • WR#25岩井選手のタックル
  • DB#5桑澤選手のインターセプト

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 04:43 PASS #12加藤→#20岩倉 4 KICK #14青木 G
鹿島 1 06:19 RUSH #20岩倉 6 KICK #14青木 G
鹿島 2 05:01 FG #81宮本 26
ブルザイズ 2 12:00 FG #45長谷川 22
鹿島 3 02:00 PASS #12加藤→#81宮本 10 KICK #81宮本 G
鹿島 3 04:34 RUSH #38佐藤 19 KICK #81宮本 G
鹿島 3 07:45 PASS #10山城→#18永川 41 KICK #81宮本 G
鹿島 3 11:14 PASS #10山城→#81宮本 4 KICK #81宮本 G
鹿島 4 01:07 RUSH #29丸田 1 KICK #29丸田 NG
鹿島 4 06:11 INT #5桑澤 85 KICK #29丸田 G
鹿島 4 09:14 RUSH #29丸田 4 KICK #29丸田 G
鹿島 4 12:00 RUSH #20岩倉 7 -
内容 鹿島 ブルザイズ
1.ファーストダウン(回数) 15 10
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 45-322 Yds 58-140 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 22-17-0-208 Yds 39-20-4-124 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 23-114 Yds 19-16 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 3-15 Yds 3-20 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 2-1 1-1
5.フィールドゴール(回数-成功) 1-1 1-1
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) 18:14 29:46
改ページ

解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

 1stSTAGE第二節は、アミノバイタルフィールドで、 朝の雨が上がり太陽が照りつける中、ブルザイズのキックオフで試合開始となる。
 DEERS最初の攻撃はテンポ良く、ランとパスを組み合わせる。 QB#12加藤からWR#11前田に9ydパス、QB加藤の14ydラン、RB#38佐藤の7ydラン、 WR#18永川に6ydパス、RB#27伊藤の7ydラン、WR#25岩井に20ydパス、RB伊藤に3ydパス、 RB#20岩倉の6ydパス、最後はRB岩倉に4ydのタッチダウンパスで締めくくる。(7-0)
 DEERSのキックオフでキックカバーチームが強烈なタックルでファンブルを誘い、 DB#21加藤がリカバーしDEERSは相手陣28ydからの攻撃となる。
 DEERSはQB加藤がWR岩井に19ydパスをヒットさせ1stダウンを更新すると、RB岩倉の6ydのタッチダウンランで追加点を挙げる。(14-0)
 ブルザイズの攻撃は、DB#26林のロスタックル、LB#4山本のQBサックで前進を許さない。

2Q

 ブルザイズの攻撃に今度はDL#93重近がロスタックルを浴びせてパントに追い込むと、 スナップされたボールを落とし、DEERSは相手陣21ydからの攻撃となる。 このチャンスはWR#81宮本が26ydのフィールドゴールをきっちりと決める。(17-0)
 ブルザイズが反撃する。自陣25ydから始まった攻撃は6分59秒をかけて、 10回のパスと4回のランでDEERS陣5ydに迫り、最後は22ydのフィールドゴールを決めて前半が終了する。(17-3)

3Q

 ブルザイズの攻撃にDB#47矢野がパスをインターセプト・20ydのリターンでDEERSは相手陣25ydからの攻撃となる。 QB加藤からWR#7植村に5ydパス、相手反則で10yd進んだ後、QB加藤がWR宮本に10ydのタッチダウンパスを通す。(24-3)
 DEERSのキックオフはWR岩井が強烈なタックルで、ブルザイズは自陣16ydからの攻撃となり、1stダウンを与えずパントに追い込む。
 DEERSはQB#10山城がWR植村に5yd、WR#2中川に18ydパスを通し、最後はRB佐藤が19ydのタッチダウンランを奪い取る。(31-3)
 DEERS次の攻撃は、QB山城がTE#89三浦に2ydのパスを通した後、WR永川に41ydのタッチダウンパスをヒットさせる。(38-3)
 ブルザイズの攻撃は1stダウンを与えずパントに追い込むと、WR#34藤森が40ydをパントリターンし、相手陣16ydからの攻撃となる。 DEERSはQB山城からTE#36藤田に4yd・WR岩井に8ydパスで前進し、残り4ydはWR宮本へのタッチダウンパスで締めくくる。(45-3)
 ブルザイズの攻撃にLB#31秋野がロスタックルを決めて第3Qが終了する。

4Q

 DEERSはRB伊藤の9ydランの後、QB山城がWR永川に38ydパスで相手陣1ydに迫ると、RB#29丸田がタッチダウンランを決める。(51-3)
 ブルザイズに5回のパスを通されDEERS陣24ydまで攻め込まれる。 ここで、DB#5桑澤がパスをインターセプト。何と85ydのリターンタッチダウンを奪い取る。(58-3)
 ブルザイズ必死の反撃で、パントフェイクのランプレー。このプレーにはLB#43小野里がきっちりとタックルを浴びせる。
 しかし、DEERSの攻撃はQBサック・ファンブルで、攻撃権がブルザイズに移る。
 ブルザイズの攻撃に、再びDB桑澤がパスをインターセプトし、相手陣5ydに迫る35ydをリターンする。 DEERSはRB丸田が難なくタッチダウンラン決める。(65-3)
 ブルザイズの反撃に今度は、DB#22堀がインターセプト・23ydのリターンで相手陣24ydからの攻撃となる。
 DEERSはQB山城がWR宮本に12ydパスを決め、RB佐藤の7ydランで前進し、RB岩倉の6ydのタッチダウンランで締めくくる。(71-3)

森ヘッドコーチコメント

森ヘッドコーチ ―この試合の収穫は何だったでしょうか。
ディフェンスが、相手からボールを奪えるシーンでミスなくしっかりインターセプトしてくれた事です(4回のインターセプトを記録)。
―DB#5桑澤が2回のインターセプト、そのうち1回はそのままリターンタッチダウンを決めてくれました(85yd)。
タッチダウンに繋がったインターセプトは、相手の4thダウンでしたので、捕った後、ある程度リターンができなければ却ってフィールドポジション的には損をしてしまう(捕らなければ元のボールの位置から攻撃権を獲得)ケースが多く、捕れるボールでも敢えて捕らずにカットをするのがセオリーです。ただ、前が空いていて元のボールの位置よりもリターンで戻せると判断すればキャッチして良いとも伝えてあります。本人にも確認したところ「前が見えていた」と言っていたので、良いプレーだったと思います。その後のランも数度の接触を受けながらしっかり振り切って走り切ってくれました。サイズもスピードもありますし、相手にとっても脅威になるプレーヤーです。
※記者注:#5桑澤の身体能力が怪物的であることは誰しもが認めるところですが、一方、フットボール理解力への定評は、はっきり言って無いようです。あの場面サイドラインでは「シチュエーションを考えず来たボールを本能で捕ってしまっただけに違いない」との声が圧倒的でした。事実は本人と神のみが知っています・・・。
―次試合、いよいよ中盤の天王山。相模原ライズ戦です。
試合前、サイドラインに立った時点で勝負は決まっていると思っています。それまでに、グラウンドでの練習はもちろんの事、それ以外でもメンタルも含めていかに準備をして臨めるか。それに尽きるでしょう。チャンスは決して多くない。限られた場面をものにできるようなタフさを備えていきたいです。

選手コメント

WR#81宮本選手

■WR#81宮本選手
―自身Xリーグ秋公式戦初となる2つのタッチダウンを挙げてくれました。
初戦で捕れるタッチダウンパスを落として悔やんでいました。ですから「やった!」と言うよりは「捕れてよかった」という思いです。自分の役割として、与えられた場面でしっかりと仕事しなければならないという自負は常に持っています。
―キッカーとしても活躍。自ら挙げたタッチダウン直後のトライフォーポイント(TFP)キックも、その後のキックオフも務めてくれました。前半にはフィールドゴール(FG)もしっかり決めています。
FGも初戦で一本失敗していましたので、今回は決められて良かったです。TFPも今日与えられた場面ですべて決められた事は良かったのが、キックオフは一つアウトオブバウンズにしてしまいました。練習では出来ていた事が試合で出来ていない。まだまだギャップを感じています。反省し、練習し、次に繋げていきます。
―今日2本目のタッチダウンは、宮本選手の長身(182cm)を活かす、エンドゾーン最深部への浮かせたパスでした。
高さを活かした空中戦のパスは、QBにも使って欲しいと伝えています。自分の身体的特徴も自覚し、こうした決め場の競り合いの場面でどんどん使って貰えるようになりたいですね。
―次戦に向けて一言お願いします。
まずはチームが勝つ事がとにかく第一。そのなかで自分がいいプレーを出せればと考えています。自身の事を言えば、ビッグゲームはほぼ一年ぶり、昨年2011年11月の東日本大学代表戦以来となります。大きなゲームで普段通りの力を出せるように頑張って精進していきます。

※記者注:話は全く変わります。オフェンスWRとRBのユーティリティプレーヤーには#2中川靖士、#29丸田泰裕、そして#81の宮本康弘と、名前に「ヤス」が含まれるメンバーが3人居ます。彼らの呼び名ですが、中川選手がHPにもあるように「ヤス、ヤスシ、ヤッシ、ヤスゥ、ヤックン」と変化・変遷し、丸田選手は苗字側から「マル」と呼ばれるなか、宮本選手については、中川選手曰く"先輩を差し置いて"、最もシンプルでプライオリティが(多分?)高い「ヤス」が定着する兆しがあるようです。サイドラインからプレー中選手への掛け声など、選手間のニックネーム争いにも是非ご注目(聞こえれば・・・)ください!