DEERS HOME 試合結果

2012年10月6日(土) XリーグEAST 1st STAGE リーグ戦第四節

鹿島DEERS VS 明治安田パイレーツ
会場: アミノバイタルフィールド / 試合開始時刻: 13:30 / 試合終了時刻: 15:55
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島DEERS 17 17 7 7 48
明治安田パイレーツ 0 0 0 0 0
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(photo_num)

  • WR#25岩井選手
  • DB#22堀選手のインターセプトリターンタッチダウン
  • WR#88澤田選手のタックル(キックオフカバーにて)
  • DEERSディフェンス
  • DEERSオフェンス

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
鹿島 1 05:32 FG #14青木 24 - - -
鹿島 1 11:10 PASS #10山城→#2中川 5 KICK #14青木 G
鹿島 1 11:34 INT #22堀 35 KICK #14青木 G
鹿島 2 02:14 PASS #10山城→#81宮本 85 KICK #14青木 G
鹿島 2 04:37 PASS #10山城→#11前田 24 KICK #14青木 G
鹿島 2 10:28 FG #14青木 28 KICK #81宮本 G
鹿島 3 09:26 RUSH #29丸田 1 - - -
鹿島 4 08:35 PASS #10山城→#11前田 12 KICK #29丸田 G
内容 鹿島 パイレーツ
1.ファーストダウン(回数) 21 6
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 64-513 Yds 54-124 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 36-26-0-356 Yds 38-17-3-105 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 28-157 Yds 16-19 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 11-75 Yds 6-55 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 1-1 1-0
5.フィールドゴール(回数-成功) 2-2 0-0
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) 27:42 20:18
改ページ

解説by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

 1stSTAGE第四節は、アミノバイタルフィールドで曇り空の中、パイレーツのキックオフで試合開始となる。
 DEERS最初の攻撃は、QB#10山城からWR#11前田に11ydパス、WR#2中川の11ydのリバースラン、RB#29丸田の16ydラン、等で相手陣7ydに迫り、K#14青木の24ydのフィールドゴールで先制する。(3-0)
 パイレーツの最初の攻撃は、LB#4山本・DL#90鈴木が相次いでパスをカットし、4thダウンギャンブルパスには、DB#21加藤がインターセプトを奪い取る。
 DEERSは QB山城が9yd・14ydを走り、WR#25岩井に23ydパスをヒットさせて相手陣に迫ると、最後はWR中川に5ydのタッチダウンパスを決める。(10-0)
 次のパイレーツのパス攻撃にDB#22堀がインターセプトし、そのまま35ydを走って、リターンタッチダウンを決める。(17-0)

2Q

 パイレーツに1stダウンを与えずパントに追い込む。
 DEERSは自陣15ydからの攻撃で、QB山城がサイドライン際を走るWR#81宮本にロングパスを投ずる。WR宮本は相手選手に競り勝ってボールをキャッチすると一気にゴールラインまで走り切って85ydのタッチダウンパスを奪い取る。(24-0)
 DEERSは相手の反則で50ydからのキックオフに、WR宮本が相手ゴールライン手前に落ちるコントロールキックを蹴る。このキックに応えるべくWR#88澤田のナイスタックルでパイレーツを自陣15ydからの攻撃とする。その後のパイレーツ攻撃にはLB#37大舘のパスカットなどで1stダウンを与えずパントに追い込む。
 DERRSはRB#27伊藤が9ydを走り、QB山城がWR中川に31ydパスを通す。続いてWR前田に短いパスを通すと、WR前田は相手タックルを振りほどいて24ydを走り切って追加点を挙げる。(31-0)
 パイレーツの攻撃にDL#9佐倉のQBサックで4thダウンに追い込と、4thダウンギャンブルのパスにLB#43小野里がタックル決めて1stダウンを許さない。
 DEERSはQB山城のパス攻撃が冴える。TE#89三浦に8yd、WR#18永川に6yd、WR#7植村に19yd、WR永川に7ydのパスを成功させ、最後はK青木が28ydのフィールドゴールで点差を広げる。(34-0)
 パイレーツのパス攻撃にLB#54佐藤が反応よくタックルを決めて、パントに追い込み前半が終了する。

3Q

 後半最初のパイレーツの攻撃は、ラン攻撃でLB#53牧内のロスタックル、ショベルパスにもDL鈴木のロスタックルと前進を許さない。
 両チームがパントを蹴りあった後のパイレーツの攻撃で、DERRS陣42ydまで進まれる。しかし、4thダウンギャンブルの攻撃にDL#92西川がパスを叩き落として、攻撃権を奪い返す。
 DEERSはRB丸田が26ydを走ると、QB山城がWR永川に30ydパスを通す。最後は残り1ydをRB丸田が中央突破のランでタッチダウンを挙げる。(41-0)

4Q

 パイレーツはDEERS陣35ydまで攻め込み、再度4thダウンギャンブルを試みるが、DB堀のタックルで1stダウンを許さない。
 DEERSはQB山城のパス攻撃で、WR永川に10yd、WR澤田に6yd、WR植村に12yd、WR中川に25ydのパスで相手陣に迫ると、最後はWR前田に12ydのタッチダウンパスをヒットさせる。(48-0)
 パイレーツの必死の反撃も、LB#80長島が相手QBに襲い掛かり、苦し紛れのパスにLB佐藤がボールを叩き、DB#3小堺がインターセプトを奪い取る。
 DEERSは残り3分4秒、時間をコントロールした攻撃で試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント

森ヘッドコーチ ―この勝利で2ndSTAGEへの進出が確定しました。
 勝利はどのような状況でも相手側から転がって来るものではありません。この試合も、自らがアグレッシヴに勝利を掴みに行くこと、その姿勢を保ち続けることをテーマにしていました。どの試合でも、終了した時点で「少しでも前に進めた」「少しでも上手くなれた」と思えるようなプレーをやり切る事を期待し、選手にも強く伝えています。
―その意味で、今日の収穫と反省点は何でしょうか?
 序盤、前半のオフェンスは非常にリズムが良かったですね。前の試合までにチームとして改善すべき課題に上がっていたものの幾つかは、修正されていました(どこかは企業秘密!)。ただ、特に後半、ファンブルや落球やつまらない反則など、チームプレーの中でというよりも、プレーヤー個人のレベルで避けられるミスを多く犯してしまいました。大いに反省しなければなりません。
―ランニングバックもそうですし、ワイドレシーバーについても、相手のファーストコンタクトを受けてからも倒れにくく長いヤードを稼げるようになって来たと感じています。
 確かに全員フィジカルの強さは増しています。中でも今日は、オフェンスが手詰まりになりかけた時に、主将でもあるRB#29丸田とWR#11前田が、当たられてからの強さを発揮した良い走りで再びリズムを与えてくれました。これから厳しい戦いが続きます。やるべき人間がやるべき事をしっかりやり、エースが相応しい働きでチーム牽引していく事。こうした「当たり前」を積み重ねながら勝ち抜いていきます。

選手コメント

OL#77笠井選手

■OL#77笠井選手
―秋のシーズン、センターの定位置を任されスナップも安定しています。
 まだまだです。明らかなスナップミスは少なくなったかも知れませんが、表面上ミスには見えないちょっとしたスナップの乱れであっても、プレー全体を潰してしまう事があります。「全て」のボールをQBの胸に正確にスナップしなければ役割を果たしたとは言えません。スナッパーとしての自分の自己採点は60点にも達していません。
―相変わらず控えめですね。こう言っては何ですが、これまで笠井選手には、巨大サイズののんびりもぐもぐ草食動物、プレーも黙々というイメージが正直ありました。ただ、今シーズンはフィールドで眼の色を変え突進していく、激しさも感じられます。今日の試合でも長い時間をかけたパスプレーの際に相手ディフェンスの奥深くまで突進を続け、レシーバーのロングゲインに大きく寄与する場面もありました。何か自分の中でこれまでと変わったというポイントはありますか?
 本当は自分からイかなくてはいけないのですが、同じポジションの大先輩である#58播磨さんが、とにかく常に何かと自分を押し上げようとして下さっています。それに応えなければという気持ちが、自分以上の自分を出さなければという気持ちに結び付き始めていると感じています。少なくとも笛が鳴るまで、プレーの最後まで動き続ける事はその一つの表れと思います。さらにOLのユニット一員として頂点を目指していくんだ、という自覚も出てきたかな・・・と。
―これから一層厳しい試合が続きます。意気込みを聞かせてください。
 間違いなく相手は強くなります。その強い相手に対しても、合わせていくのではなく、自分の範囲内かも知れないけれど自分をしっかり出して、自分の役割を果たしていきたいと思います。

※著者註:試合後のインタビュー時、近くにいたTE#1庭野選手から「こいつはほんっとうに何も喋りませんけど大丈夫すか?」とのサジェッションもあったように、笠井選手は極めて寡黙です。ただ当方にも、こうしたお相手に対する必殺技があります。
 1.こっちが一方的に喋り、少しでも頷いたら、それを相手が喋った事にする。
それでもだめな場合、
 2.こっちが一方的に喋り、少なくとも否定しなかったら、それを相手が喋った事にする。
コンプライアンスすれすれではありますが、過去にもこの方法で、難攻不落と言われたOL#57倉持選手(お兄ちゃんの方)、DB#21加藤選手、DB#5桑澤選手からインタビューを取った(事になってる)実績があります。今回は技2をかなり駆使しました(#^.^#)

(広報担当:古澤 靖彦)