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2001年4月22日(日) PEARL BOWL TOURNAMENT 2回戦
DEERS VSアサヒビールシルバースター 会場:西武ドーム
観衆:1,300人
試合開始時刻:13:40
試合終了時刻:15:45
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 0 7 7 7 21
アサヒビールシルバースター 0 10 0 0 10

得点経過
チーム名 Q 時間 Play Player(S) Yard TFP Playrer(S) G/NG
鹿島 2 6:10 Pass #15岩野→#82八百板 14 K #38白井 G
シルバースター 2 6:27 KOR #34工藤 85 K #46泉 G
シルバースター 2 12:00 FG #46泉 37 G
鹿島 2 11:50 FG #9田中 44 NG
鹿島 3 3:02 Pass #8鈴木→#81志田 4 K #38白井 G
鹿島 4 5:12 Rush #29池場 1 K #9田中 G

内容 鹿島 シルバースター
1.ファーストダウン
回数(ランーパスーペナルティ)
22(9-13-0) 6(0-6-0)
2.攻 撃
回数-獲得ヤード
67-354 Yds 42-217 Yds
 (パ ス)
試投-成功-インターセプト-獲得ヤード
28-19-2-205 Yds 21-10-0-93 Yds
 (ラ ン)
回数-獲得ヤード
39-149 Yds 21-124 Yds
3.反 則
回数-損失ヤード
1-10 Yds 4-25 Yds
4.ファンブル
回数-喪失
0-0 0-0
5.フィールドゴール
回数-成功
1-0 1-1

解説


 ディアーズのキックオフで試合開始。
今年初のディアーズオフェンスを指揮するのは2年目の岩野。ほとんど初めての公式戦出場で初めての先発、それも相手は強豪シルバースターであったが、見事なパフォーマンスを見せた。ディアーズは2度目の攻撃で、QB岩野からWR志田・TE八百板・WR橋本にパスが通り、RB平手・池元のランで相手陣22ydまで攻め込むが、パスをインターセプトされ得点ならず。
 2Qに入りRB堀口のランで攻め込んだ後、QB岩野からTE板井・WR志田に続けて1stダウンパスを通して、相手陣14ydに攻め込む。ここで、QB岩野からTE八百板にパスが通り、その後の八百板のランアフターキャッチでTDして先制する。
 しかし、この直後のキックオフで、シルバースターにリターンTDを奪われ、7対7の同点に追いつかれる。更にディアーズがパントを蹴った後のシリーズもシルバースターオフェンスに3本のパスで自陣20ydまで攻め込まれ、逆転のFGを奪われる。
 対して、前半残り45秒からの鹿島の攻撃は、残り1秒で相手陣27ydまで進み、同点のFGを狙うが失敗して前半を7対10でリードされて終了。
 後半開始の相手キックオフをRB池場が45ydのナイスリターンを見せる。その後もRB池場の見事なランで相手陣4ydまで攻め込み、最後は後半から指揮を取ったQB鈴木からWR志田へのTDパスで逆転する。更にQB鈴木からTE八百板への2回のパスとRB平手の32yd・8ydのランで相手陣28ydまで攻め込むが、QBサックでロスした後、この試合2度目のインターセプトを奪われ得点できず。
 追加点を奪えないディアーズであったがディフェンスもふんばりパントの蹴りあいとなる。均衡を破ったのはDB佐野の見事な59ydのパントリターン。相手陣25ydからの攻撃をQB鈴木からTE八百板へのパス、RB池場の7ydランで攻め込み、残り1ydをRB池場が中央ダイブでTDを奪い21対10とする。この後もディアーズは攻め込むがタイムアップ。21世紀最初の試合を逆転勝利で飾った。



コーチが選ぶゲームMVP
池場 直久 #29 RB 池場 直久 

池場 直久今年度初のゲームMVPは、ランで9回40yd(平均4.4yd)、パスで2回24yd、キックオフリターンで3回89ydと随所にすばらしい活躍を見せた池場選手を選出しました。 持ち味であるスピードを存分に使い効果的なアタックのキープレイヤーとなりました。


QBの出来

初先発した2年目の#15岩野選手はコーチの予想以上のパフォーマンスを見せてくれました。まだまだ課題は多いものの、60%を越すパス成功率を収めオフェンスをよくリードしました。今後の試合を含め秋にも期待できると思われます。

引退者の穴埋めは出来たか?
今回は4名の新人選手が出場し、随所にいいプレイを見せてくれました。特にDLで出場した#70奥田選手は本来OLですが、なれないポジションでの健闘が光りました。OL菅野も体格を生かした強力なブロックを随所に見せていました。その他CB栄、DL舘内、LB岡橋らも活躍しました。キッカー#9田中選手は社会人として初めての出場で緊張からか本来の力を発揮できず多くの課題を残しましたが、存在能力は高いだけに練習で課題を克服して中筋コーチを越す選手になってくれることを期待しています。今後もコンディションが整ったものから随時出場していく予定ですが、今年の新人は粒揃いで秋には皆十分に戦力になってくれるものと思われます。

オフェンスの解説


 「得点機をものにする」という今回の目標は、ゴール前で2度のインターセプトをされあまり達成したと思えませんが、ハドル内やベンチで選手の「点を取る」という気迫は段々向上してきました。この気持ちは得点差に関係なく発揮しなくてはいけません。今後も課題、目標として試合に臨みたいと思います。 ランプレイは、試合序盤は強力ディフェンスに対して思うようにドライブできず、課題を残しました。トレーニングの成果で後半に入ってもパフォーマンスが落ちなかったため、徐々にラインが押せるようになりましたが、このようなプレーを試合の立ち上がりからできるようにしなければなりません。コンビネーションミスは春の初戦と言うことであまり重要視はしていませんが、相手をドライブするための強い当たりを練習で向上させて次のゲームにつなげたいと思います。

ディフェンスの解説


 ディアーズディフェンスラインは#71谷嶋、#75木村ら主力メンバーを故障で欠いているものの、#98新井選手をはじめとしてDE吉田、中西そして新人奥田らのがんばりが随所に見られました。そしてさらにミスもありましたがLB,DB陣もロングゲインを許しませんでした。次回はさらにボールへの集まりを向上させ激しいディフェンスをお見せします。

キッキングの解説


 今回も昨年のリクルート戦同様、オフェンスで点を取った直後のキックオフをリターンTDされてしまいました。キッキングは個人の役割をきちんと守ることが大切であり、今後のミーティングでの更なる徹底をして次回に臨みたいと思います。しかしキックオフリターンやパントリターンでは池場、志田、佐野が随所に好リターンを見せ、その結果が好位置でオフェンスシリーズが出来、そのシリーズをきちんと点に結びつけることが出来たことは評価できます。



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