DEERS HOME 試合結果

2001年5月20日(日) PEARL BOWL TOURNAMENT 準決勝
DEERS VS富士通フロンティアーズ 会場:横浜スタジアム
観衆:6800人
試合開始時刻:19:00
試合終了時刻:21:08
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 7 7 0 9 23
富士通フロンティアーズ 0 3 7 0 10

得点経過
チーム名 Q 時間 Play Player(S) Yard TFP Playrer(S) G/NG
鹿島 1 3:19 Rush #35平手 6 K #38白井 G
鹿島 2 4:44 Pass #15岩野→#82八百板 9 K #9田中 G
富士通 2 11:26 FG #17長谷 39 G
富士通 3 9:52 Pass #11青木→#24山本 22 K #17長谷 G
鹿島 4 2:25 Pass #8鈴木→#21関沢 15 K #38白井 NG
鹿島 4 9:10 FG #38白井 20 G

内容 鹿島 富士通
1.ファーストダウン
回数
8 10
2.攻 撃
回数-獲得ヤード
51-217 Yds 50-209 Yds
 (パ ス)
試投-成功-インターセプト-獲得ヤード
23-10-1-151 Yds 11-5-1-95 Yds
 (ラ ン)
回数-獲得ヤード
28-66 Yds 39-114 Yds
3.反 則
回数-損失ヤード
5-30 Yds 1-5 Yds
4.ファンブル
回数-喪失
1-0 5-4
5.フィールドゴール
回数-成功
1-1 2-1

解説


ディアーズのリターンで試合開始。
最初のプレーで、この日のスタートQB#15岩野からWR#7植村へロングパスが決まり一気に敵陣に入るが、後が続かずパント。しかしこのパントの処理を富士通が誤りそのボールを#32板井がリカバー。ゴール前14ヤードで再び攻撃ができるという絶好のチャンスを迎える。
TE#82八百板へのパスでゴール前5ヤードまで迫ると最後はTB#35平手のランで先制のタッチダウン。キックもSFと兼任の#38白井がきっちりと決め7-0となる。
次のシリーズで富士通は自陣にも関わらず、パント体型からランをするという果敢なギャンブルを試みるが、SF#38白井、LB#43岡橋が落ち着いてこれを止め再びゴール前36ヤードでオフェンスにボールを渡す。
しかしこのチャンスをオフェンスは生かせず3回でパント。ディアーズは追加点のチャンスを逃す。
続く富士通のシリーズもCB#26竹下がインターセプト。キッキングチームとディフェンスのがんばりでディアーズは常に良いフィールドポジションをキープし続けるが、オフェンスがサードダウンの2ヤードがとれず、またしてもチャンスを生かすことができない。ディアーズ・オフェンスは次のシリーズでようやくQB#15岩野からWR#32板井、TE#82八百板へのパスがヒットし一気にゴール前10ヤードまで迫ると最後は#82八百板への9ヤードタッチダウンパスが決まり14-0と差を広げる。
一方ディフェンスは富士通のオプション攻撃にゲインを許すが、要所でのターンオーバーで得点を許さない。しかし、QB#15岩野のパスのインターセプトから招いたピンチに連続してパスを決められFGの3点を許し14-3で前半を終了する。後半に入りディフェンスはオプションを中心にドライブされいきなりゴール前27ヤードまで攻め込まれるが新人LB#4大林のQBサックで8ヤードのロスをさせ、結局富士通はFGを失敗。辛くもピンチを逃れる。しかし次のシリーズで簡単に22ヤードのタッチダウンパスを決められ14-10と詰め寄られる。
オフェンスもディフェンスも劣勢となり流れは富士通に傾きかけたがこの日はパントカバーを中心としてキッキングチームが安定しておりそれほどフィールドポジションは悪くならない。我慢が続く中、TB#35平手のラン、後半から交代出場のQB#8鈴木からWR#81志田へのパス成功をきっかけにオフェンスはリズムを取り戻し、QB鈴木がWR#21関澤へ25ヤードタッチダウンパスをヒットさせて20-10と突き放す(キック失敗)。その後、SF#27藤井(久)のハードタックルによるターンオーバーから得たチャンスに、FGの3点を追加し23-10で試合終了、パールボウル進出を決めた。



コーチが選ぶゲームMVP
白井 健泰#38 SF 白井 健泰

素早いランサポートと確実なタックリングで好プレーを連発。キッカーとしても成功率100%(2/2、一回の失敗はホールドミス)。試合を通じて安定したプレーが光った白井選手が選出されました。

当たり勝てたか?
強力なラインを擁する富士通に対して当たり勝てるかどうかポイントでしたが、残念ながら負けてしまいました。特にオフェンスはランプレーがほとんど進みませんでした。サードダウンやゴール前での後1ヤード、2ヤードをとることができず大きな課題を残しました。オフェンスラインの奮起が期待されます。

フィールドポジションとゴール前オフェンス
キッキングチームのがんばりとディフェンスの起こしたターンオーバーでフィールドポジションは常に良い位置をキープしていました。獲得ヤードがほぼ互角であったにもかかわらずスコアーで勝てたのはこの二つが主な要因です。特に試合がこう着状態にある中、何度も陣地を大きく挽回したパントカバーチームは影のMVPといえます。シーズン当初に比べるとスナッパー、パンターのスペシャリストのスキルレベルが上がってきたことでかなり安定感が増しました。一方ゴール前オフェンスは4回の得点チャンスを逃し、かなり問題を残しました。残り一試合少しでも課題を克服したいと思います。



All rights reserved, Copyright(c) 1995-2013 DEERS FOOTBALL CLUB Inc.