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2002年5月6日(月) PEARL BOWL TOURNAMENT 3回戦
DEERS VSIBM BigBlue 会場:大井第二球技場
試合開始時刻:13:50
試合終了時刻:16:10
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 7 14 10 0 31
IBMBigBlue 0 6 6 0 12

得点経過
                  
チーム名 Q 時間 Play Player(S) Yard TFP Playrer(S) G/NG
鹿島 1 7:01 Pass #15岩野→#7植村 26 K #9田中 G
IBM 2 2:56 Pass #10柴田→#81安田 64 K #3田中 NG
鹿島 2 4:28 Rush #35平手 21 K #9田中 G
鹿島 2 9:57 Rush #11曽根 1 K #9田中 G
鹿島 3 3:48 FG #9田中 33      
鹿島 3 8:25 Pass #3川上→#81志田 6 K #9田中 G
IBM 3 10:06 Pass #15岡村→#7大矢 45 P   NG

解説

コイントスに勝って後半の選択権をチョイスしたDEERSのキックオフで試合開始。IBMに2回のファーストダウンを許すもののパントに追い込む。DEERSのスタートQBは東京ガス戦と同じく#15岩野。TB#39堀口のラン、TE#89中里へのパスなどでファーストダウンを重ね、最後はWR#7植村への42ヤードタッチダウンパスが成功し7-0と成功する。(K#9田中のキック成功)次のシリーズDEERSディフェンスは、反則やパントリターンでのキャッチミスでダウンを2回更新されるが、IBMの攻撃を落ち着いて封じ込める。続くDEERSの攻撃は、新人WR#84吉村(金沢大・この日は#46を着用)へのパスがヒットしIBM陣へ。2Qに入って新人RB#11曽根(筑波大)のランなどでゴール前12ヤードまで迫るもタッチダウンを奪うことができず、更に29ヤードのFGも失敗に終わりスコアは7-0のまま。攻守蹴全体に悪くはないものの反則やミスが多く今ひとつリズムを掴むことができない。直後のDEERSディフェンスもパスインターフェアの反則を取られたあと、64ヤードのロングパスが通りタッチダウンを奪われる。しかしPATのキックを新人DE#97藤本(同志社大・この日は#74を着用)がブロックし、失点を6点に留める。(7-6)WR#1笹野の好リターンでIBM陣47ヤードから攻撃を開始したDEERSは、TB#35平手の13ヤードラン、WR#7植村へのパスなどで攻め込む。最後はTB#35平手の21ヤードランでタッチダウンを追加、14-6とリードを広げる。これで一気にリズムを掴みたいDEERSは、ディフェンスがCB#40栄、LB#90大島が2シリーズ連続でインターセプト。最初のインターセプトこそパントに終わったものの、2つ目のインターセプトをTB#11曽根の活躍でタッチダウンに結び付け21-6と突き放して前半を終了する。
後半開始のキックオフをWR#1笹野が再び好リターン。QB#15岩野からTE#89中里への2本のパスでIBM陣に攻め込み、K#9田中が31ヤードのFGを決めて24-6。ここでDEERSはQBを#3川上へスイッチ。スナップミスでファンブルロストするものの、すぐにディフェンスが相手QBのミスでファンブルしたボールを押さえ、ゴール前24ヤードで攻撃権を奪い返す。WR#81志田への6ヤードタッチダウンパスが決まり31-6とリードを広げる。このあと、ディフェンスが前半と同じように反則後にロングパスを決められて31-12。(2点コンバージョンは失敗)4Qに入り新人QB#16仲田(甲南大・この日は#6を着用)が出場し、落ち着いたリードでゴール前に迫るも得点には至らず結局31-12で試合終了。

●ターンオーバー
東京ガス戦では4つのインターセプトを喫したDEERSオフェンス。学生援護会戦で6つのインターセプトを奪ったIBMディフェンスに対してどれくらいパスが通るかが大きなカギでした。結果は3人のQBが出場しましたが、インターセプトはゼロ。逆にDEERSディフェンスは、CB#40栄が3個、LB#90大島が1個と計4個のインターセプトをしました。ファンブルロストは双方ひとつずつ。フットボールでは、ターンオーバーの数で勝つことが、チームが勝利するための必須条件のひとつとよく言われます。DEERSのターンオーバーレシオ(※)が+4であったことが大きな勝因といえるでしょう。
 ※ ターンオーバーレシオ
   双方のチームのターンオーバー(つまりインターセプトとファンブルリカバーの合計)の数の差
●DEERSディフェンス
2本のタッチダウンはいずれもロングパスによるもの。パスカバーだけではなく相手QBへのプレッシャーも効果的にかけることができず、パスディフェンス全体に大きな課題を残しました。
●キッキング
相手パントのキャッチミス、FGブロックとふたつの大きなミスが東京ガス戦に続いて出てしまいました。キッキングゲームで試合の流れが大きく変わることがしばしばあります。今回のミスはいずれもひとつだけでその試合の勝敗を左右し兼ねないほと大きなものです。キッキングで試合の流れをこちらに引き寄せるという所まで行くには、まだまだ練習が必要です。
●新人
東京ガス戦で出場したWR吉村(金沢大)、TB曽根(筑波大)、DE藤本(同志社大)の3人は、この試合でも出場。吉村はダウンを更新する1キャッチ、曽根は1タッチダウン、藤本は1FGブロックとそれぞれ活躍。これに加えてQB仲田(甲南大)もXリーグデビューを果たしました。3rdダウンのパスも落ち着いて成功させゴール前まで攻め込みましたが、FGがブロックされたため惜しくもそのシリーズは得点できませんでした。しかし、初めての試合にしては堂々たるリード振りで今後が期待されます。



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