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2008年11月16日(日) FINAL6 1回戦
DEERS VS 富士通 フロンティアーズ 会場:横浜スタジアム
試合開始時刻:13:00
試合終了時刻:15:36

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島 ディアーズ 0 7 7 7 21
富士通 フロンティアーズ 10 0 0 9 19


得点経過
                                                      
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1 04:41 FG #10後藤 38
富士通 1 13:46 PASS #19吉田→#15ブレナン 8 KICK #10後藤 G
鹿島 2 02:56 RUSH #29丸田 4 KICK #26鹿島 G
鹿島 3 12:29 RUSH #29丸田 1 KICK #26鹿島 G
富士通 4 01:00 FG #10後藤 20
鹿島 4 03:56 RUSH #29丸田2 KICK #26鹿島 G
富士通 4 05:08 PASS #18出原→#17秋山 48 PASS NG

内容 鹿島 富士通
1.ファーストダウン
回数
22 21
2.攻 撃
回数-獲得ヤード
74-358 Yds 63-369 Yds
 (パ ス)
試投-成功-インターセプト-獲得ヤード
19-15-1-131 Yds 21-14-1-197 Yds
 (ラ ン)
回数-獲得ヤード
55-227 Yds 42-172 Yds
3.反 則
回数-損失ヤード
3-25 Yds 1-5 Yds
4.ファンブル
回数-喪失
0-0 0-0
5.フィールドゴール
回数-成功
1-0 2-2
6.ボール所有時間
(1Q12分・計48分)
33:04 26:56

                         解説                     by ルールスタッフ 浅野

LB#51比留間選手 1Q
FINAL6の1回戦は曇天の横浜スタジアムで、DEERSのキックオフで試合開始。
富士通最初の攻撃で、ランプレーがなかなか止められず、 DEERS陣30ydまで攻込まれて1stダウンを更新される。 更に7ydのパスを通されるが、 ランプレーを何とか止めて38ydのフィールドゴールの失点に食い止める。(0-3)
DEERSの攻撃は、QB#10尾崎からWR#22小嶋への19ydパス等で富士通陣35ydまで攻込むが、 1stダウンを奪えずパントとなる。
富士通2回目の攻撃は自陣6ydからとなる。 しかし、ここから、11回のラン攻撃と3回のパス攻撃で、 1stダウンを6回更新されてDEERS陣11ydに迫られる。 そして、最後は8ydのタッチダウンパスを通され、追加点を奪われる。(0-10)
DEERSは、QB尾崎がWR小嶋へ12ydのパスを通して富士通陣37ydに迫ったところで、 第1Qが終了する。

RB#29丸田選手のタッチダウン 2Q
DEERSはQB尾崎からWR#18前田に10ydパス等で、富士通陣25ydにボールを進める。 反則で15yd罰退するものの、 再度、QB尾崎からWR前田に24ydのパスをヒットさせて、富士通陣16ydに迫る。 そこから、QB尾崎がスナップボールを取りそこなうが、 QB尾崎は冷静にひらりはらりと相手タックルをかわして前進し、 エンドゾーンまで4ydで1stダウンを獲得する。 そこから、RB丸田が力のランプレーでタッチダウンを奪い取る。(7-10)
富士通3回目の攻撃では、意表を突くショベルパスをきっちりと止めると、 LB#51比留間がQBサックを決める。 更に、次のプレーではDL#56杉山が見事なタックルを決めて1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB尾崎がTE#82八百板に5ydの1stダウン獲得のパスをヒットさせると、 RB丸田が11yd、RB#38佐藤が8yd・5ydを走る。 再度QB尾崎がTE#82八百板へ7ydパスを通して、 富士通陣3ydに迫るが4thダウンで残り1ydとなる。 ここで、同点のフィールドゴールを狙わずギャンブルに出るが、 富士通ディフェンスに阻止されチャンスを逃す。
その後、両チームがパントを蹴りあって前半が終了する。

ディフェンス 3Q
DEERSは富士通のキックオフでRB丸田がDEERS陣45ydまでボールを進めて、後半の攻撃が始まる。 RB丸田のラン、QB尾崎からWR#2中川へのパス等で富士通陣36ydまで進んで、4thダウンで残り1ydとなる。 ここでも、4thダウンギャンブルを選択し、QB尾崎がQBスニークで1stダウンを更新する。 そして、QBの位置にセットしたWR中川が直接スナップを受けるトリックプレーで、 16ydを走って富士通陣16ydで1stダウンを獲得する。 しかし、次のパスをインターセプトされチャンスを逃す。
富士通の攻撃は1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB尾崎からWR前田への11ydパスに加えて、 RB佐藤の9yd・7yd・5yd・5ydのランで富士通陣19ydに迫る。 しかし、1stダウンを更新できず、同点を狙ったフィールドゴールは僅かに右に外れて失敗する。
再び、富士通の攻撃を1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQB尾崎からWR#15大谷への5ydパス、QB尾崎の9ydラン、 RB丸田の6ydラン、再びQB尾崎の14ydラン、RB丸田の13yd・4ydラン、 と6回の攻撃で51ydを獲得して富士通陣1ydに迫ると、 最後はRB丸田の中央ダイブでタッチダウンを奪い取り、遂に逆転に成功する。(14-10)
富士通の攻撃にLB#4山本吉がQBサックを決めるものの、 3回のランプレーと13ydパスでDEERS陣34ydまで前進されたところで、最終の第4Qに突入する。

RB#11曽根選手 4Q
4Q最初のプレーで31ydのパスを通され、DEERS陣3ydまで進まれる。 ここでDEERSディフェンスが踏ん張り、 タッチダウンを与えずフィールドゴールの3点の失点に食い止める。(14-13)
DEERSの攻撃が進む。 RB#11曽根が5yd・18ydを走り、WR前田が14ydのパスをキャッチする。 RB佐藤が6yd・7yd・1ydを走って富士通陣2ydに迫ると、 最後はRB丸田がこの試合3本目のタッチダウンランを奪い取る。 TFPのキックもK#26鹿島が確実に決めて点差を8点とする。(21-13)
富士通が反撃する。 富士通に8ydパスの後、11ydのランプレーでDEERS陣に入って1stダウンを更新されると、 48ydのタッチダウンパスを決められ2点差となる。 ここで、同点となる2点を狙ったトライのパスを渾身のパスディフェンスで失敗に終わらせ、 辛うじてリードを保つ。(21-19)
DEERSの攻撃は富士通陣まで攻込むものの、QBサックを決められる等でパントとなる。 このパントはP#19西口が絶妙のキックで、富士通陣3ydでボールがサイドラインの外に出る。
残り時間5分33秒、富士通は自陣3ydからの反撃が始まる。 2本のパスで1stダウンを更新されると、 12ydラン・8ydパス・6ydラン、そして、34ydパスでDEERS陣20ydまでボールを進められる。 時間を使い切ってフィールドゴールを決められれば、逆転で敗北となる。 案の定、QBキープのランで3ydを進まれる。 しかし、ここから富士通は意表を突いたパスプレーに出る。 LB比留間がQBにプレッシャーを掛けてパスの軌道がずれると、 このパスに素早く反応したDB#21加藤が値千金のインターセプトを決め、逆転のピンチを凌ぐ。
残り時間1分52秒、RB丸田が3yd・5ydを走って時間を消費する。 更に次のランプレーで、試合を決定付ける2ydランで1stダウンを奪い取る。 最後は、QB尾崎がニーダウンで時間を消費して試合終了となる。

森ヘッドコーチコメント
森ヘッドコーチ 「勝てるとしたらこういう展開だと思っていた。試合終盤の加藤(#21)のインターセプトはラッキーな部分もあったが、次のオフェンスシリーズで1stDOWNを奪い、勝利を決定付けることが出来たのが大きかった。試合を通じてオフェンスラインの動きがよくオフェンスを引っ張ってくれた。ディフェンスも相手のパスやQBキープに苦戦する場面はあったが、よく粘ってくれた。特に後半の立ち上がりのディフェンスがよく、オフェンスにもリズムが生まれたと思う」

―第2クォーター、敵陣ゴール前でのギャンブルは?
「タッチダウンを取れるチャンスはそうそう来ないと思っていたので、タッチダウンを奪いにいった。失敗してもいいフィールドポジションからのディフェンスで、もう一度チャンスが来ると思ったのでギャンブルを選択した。結果的に失敗に終わってしまったが、選択に迷いはなかった」
―準決勝のアサヒ飲料戦に向けては?
「アサヒ飲料さんは、オフェンスラインが非常に強いというイメージがあるので、ライン戦で負けないようにしたい。今日の試合での疲労をしっかり回復させて、次の試合に備えたい」

#23栄貴浩主将コメント
DB#23栄選手 「試合を通じて、気持ちが切れなかったのがよかった。前半はリードを許す展開だったが、全員が気持ちを切らさずに戦った結果が勝利に繋がったと思う。ディフェンスは前半、相手のQBキープにかき回されたので、後半はQBキープを止めることを考えたディフェンスに切り替え、よくなったと思う」

―FINAL4 アサヒ飲料戦に向けては?
「(アサヒ飲料は)非常に気持ちの強いチームだと思うので、自分たちも気持ちで負けないような試合をしたい」

選手コメント
●OL#75井澤選手コメント(好調のオフェンスラインを支え、試合を通じ好ブロックを見せる)
OL#75井澤選手 「オフェンスラインは全体的に相手のディフェンスラインを押し込めていたと思う。 特に後半は手ごたえを感じた。 昨年までのDEERSはラン攻撃しかなかったが、今年はパス攻撃も充実しているので、 オフェンスラインがブロックで支えられればと思う。 対面の平井選手は(富士通#13)ラッシュのスピードが速く威圧感もあり、いい選手だった」






●WR#2中川選手コメント(パス5回20ヤード、ラン3回22ヤードの活躍)
WR#2中川選手 「ランプレーはオフェンスラインのブロックがよかったので走ることができた。 パスに関しては、キャッチまではよかったが、捕ってから走れなかったので、 次の試合では、パスキャッチからのロングゲインを見せたい。 次戦は大阪での試合ということで、僕のホームでもあるので大暴れしたい」












●DL#92西川選手コメント(リーディングタックラーとなる5回のタックルでディフェンスを引っ張る)
DL#92西川選手 「前半は、相手のQBランに対処できないところもあったが、 後半は対応して、いいディフェンスが出来たと思う。 今は本当に調子がいいので、強力なアサヒ飲料オフェンスラインとの対戦も楽しみ。真っ向勝負で挑みたい」










●LB#4山本(吉)選手コメント(第3クォーターに強烈なQBサックを決める)
LB#4山本(吉)選手 「(QBサックは)ノーマークでブリッツできたので、決めて当然のQBサックだった。 富士通オフェンスは、プレーを崩しても個人の力で打破してくる力強さがあった。 リーグ戦では、あまり活躍できなかったので、この試合をきっかけに乗っていきたい」







●DB#21加藤選手コメント(2試合連発!試合を決定付けるインターセプトを奪う)
DB#21加藤選手 「相手QBにプレッシャーがかかっているのは分かっていたが、 QBが逆サイドのターゲットを見ていたので、自分のところにボールが飛んで来ると思わなかった。 (インターセプトの瞬間は)絶好のボールがきたので、落とさないようにと思い、捕った瞬間はホットした」











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