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2009年06月19日(金)パールボウル 決勝
DEERS VSオービック シーガルズ 会場:東京ドーム
試合開始時刻:19:00
試合終了時刻:21:46

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島 DEERS 0 7 3 10 20
オービック シーガルズ 0 10 0 7 17


得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
シーガルズ 2 04:04 FG #1金親 33
シーガルズ 2 08:41 PASS #15龍村→#83清水 33 KICK #1金親 G
鹿島 2 08:58 KOR #2中川 93 KICK #26鹿島 G
鹿島 3 07:10 FG #26鹿島 23
シーガルズ 4 05:52 FUM #2古庄 45 KICK #1金親 G
鹿島 4 10:19 SAF
鹿島 4 11:33 RUSH #29丸田 9 PASS #10尾崎→#29丸田 G

内容 鹿島 シーガルズ
1.ファーストダウン
回数
11 14
2.攻 撃
回数-獲得ヤード
61-229 Yds 61-262 Yds
 (パ ス)
試投-成功-インターセプト-獲得ヤード
21-13-1-93 Yds 35-20-1-203 Yds
 (ラ ン)
回数-獲得ヤード
40-136 Yds 26-59 Yds
3.反 則
回数-損失ヤード
3-10 Yds 9-60 Yds
4.ファンブル
回数-喪失
2-2 0-0
5.フィールドゴール
回数-成功
1-1 3-1
6.ボール所有時間
(1Q12分・計48分)
29:49 30:11

                       解説                   by ルールスタッフ 浅野利三郎

堅い守りで得点を許さないディフェンス 【1Q】

パールボウルトーナメント決勝は、東京ドームでDEERSのキックオフで試合開始。
シーガルズ最初の攻撃をDL#90鈴木のロスタックルなどでパントに追い込むものの、 DEERS最初の攻撃もQBサックを決められパントとなる。
両チーム共にディフェンスが好調でパントを更に1回ずつ蹴りあった後、 シーガルズに12ydラン、17ydパス等でDEERS陣26ydまで攻込まれる。 ここからシーガルズにフィールドゴールを狙われるが、ボールは左に逸れて失点を免れる。
DEERSの攻撃が進まずパントとなると、シーガルズに8yd・21ydのパスを通され、 DEERS陣43ydに進まれたところで第1Qが終了する。



KORタッチダウン!WR#2中川選手 【2Q】

シーガルズに3yd・10yd・4yd・5yd・2ydとラン攻撃を主体にDEERS陣16ydまで迫られるが、 フィールドゴールの最小失点で切り抜ける。(0-3)
DEERSの攻撃は1stダウンが奪えずパントとなるが、 シーガルズの攻撃にDL鈴木とLB#51比留間とでQBサックを決め、前進を許さない。
シーガルズのパントにRB#29丸田のリターンでDEERSはシーガルズ陣50ydからの攻撃となるが、 DEERSのパス攻撃でシーガルズにインターセプトを奪われ、ピンチを招く。
インターセプト後のDEERS陣33ydからのシーガルズの最初の攻撃で、 短いパスをキャッチされた後にエンドゾーンまで走られてタッチダウンを奪われる。(0-10)
しかし、直後のシーガルズのキックオフで、WR#2中川がなんと93ydのリターンタッチダウンを奪い返し、 DEERSは試合の主導権を渡さない。(7-10)
シーガルズの攻撃にDL#92西川とLB#42牧内とがロスタックルを決めてパントに追い込むものの、 DEERSの攻撃はまたしても1stダウンが奪えずパントとなる。
シーガルズに6yd・11ydを走られ、DEERS陣30ydで1stダウンを奪われるが、 DL西川がQBサックを決め、DL#8長谷川がショベルパスに素早く反応し、パントに追い込み、前半が終了する。



WR#7植村選手 【3Q】

後半になってDEERSの攻撃が進みだす。RB丸田の3回連続ランで1stダウンを更新すると、 QB#10尾崎からWR#18前田に7ydパス、WR#15大谷の9ydラン、再びWR前田に22ydパス、 そしてQB尾崎の12ydランでシーガルズ陣10ydに迫る。 タッチダウンは奪えなかったもの、23ydのフィールドゴールをK#26鹿島が決めて同点に追い着く。(10-10)
シーガルズの攻撃を1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはQBを#12山城にスイッチすると、WR#7植村に5yd・TE#1庭野に4ydパス、 RB#38佐藤のランで1stダウンを更新するが、後が続かずパントとなる。
シーガルズの攻撃を自陣9ydからのパントに追い込み、DEERSはシーガルズ陣44ydからの攻撃となる。
QB尾崎がWR前田に9ydパスを通したところで最終の第4Qに突入する。



DB#4山本(吉)選手 【4Q】

第4Q最初のプレーで、QBキープのランで1stダウンを更新したと思った瞬間、 ボールを弾かれてファンブルし、攻撃権を奪われてしまう。
シーガルズに5yd・7yd・17ydのパスを決められるが、 次のパスプレーでDB#4山本吉がインターセプトを決めて失った攻撃権を奪い返す。
QB尾崎の8ydラン、RB丸田の5ydランで1stダウンを更新する。 しかし、続くプレーでQBサックを受けてボールを零し、 このボールを拾われ45ydのファンブルリターンタッチダウンを奪われてしまい、再びリードを許す。(10-17)
DEERSが反撃する。QB尾崎からパスを受けてRB佐藤が26ydを前進し、WR#25小嶋が16ydパスをキャッチする。 RB#20岩倉の7ydラン・RB佐藤の4ydランでシーガルズ陣4ydで1stダウンを獲得する。 しかし、2回のランプレーとパス失敗で4thダウンとなり、 ギャンブルプレーもエンドゾーンまでの僅か1ydが届かず得点を奪えない。
シーガルズの自陣ゴールライン直前からの攻撃に、DEERSディフェンスが襲い掛かる。 1回目のランで前進を許さず、 2回目のランではDL#9佐倉のロスタックルが見事に決まりセイフティーを奪い取る。(12-17)
セイフティー後のシーガルズの20ydからのフリーキック(キックオフと同等)に RB丸田が15ydをリターンしてDEERSはシーガルズ陣50ydからの攻撃となる。
このチャンスにDEERSは見事なランプレーを見せる。RB丸田が6ydを走ると、次にRB佐藤が35ydを走る。 そして、シーガルズ陣9ydからRB丸田が快心のランで逆転のタッチダウンを奪い取る。(18-17)
残り時間3分27秒、得点差を考えて(1点差からキックで2点差にしてもフィールドゴールを奪われた場合3点なので意味がないため) TFPのトライはフィールドゴールではなく、2点を取るタッチダウンを奪いに行く。 QB尾崎がワイドに広がったWR植村にパスを投げ、パスをキャッチした植村は走って来たRB丸田にトス、 このボールを受けた丸田がエンドゾーンに走りこんでTFPを成功させる。(20-17)
シーガルズが最後の反撃を試みる。 13ydパス・20ydパス・8ydパスでDEERS陣26ydにボールを進め、同点のフィールドゴールを狙う。 しかし、スナップ前にシーガルズのOLが動き5ydを後退する。 すると、距離の長くなった48ydのフィールドゴールトライを諦め、ギャンブルの攻撃を選択する。 ギャンブルを失敗に終らせれば勝利が確定するが、17ydのパスを通され、今度は逆転のタッチダウンを奪われるピンチとなる。 3回のパス攻撃を失敗に終らせ、DEERS陣16ydからのフィールドゴールトライに追い込む。 入れば同点となるキックは、僅かに左に逸れて勝利が確定した。
残り時間1分8秒、DEERSはニーダウンで時間を消費させ、最後はカウントダウンで勝利を挙げた。
激戦を制し、第33回パールボウル優勝・パールボウル2連覇を達成した。



森ヘッドコーチコメント
森ヘッドコーチ 「社会情勢の厳しいときにアメフトをやらせていただいているなか、 たくさんの方に応援に来ていただき、試合に勝って喜んでいただいたことが嬉しい。 応援していただいた方に喜んでもらうことがDEERSの存在意義の一つ。 そのためには試合に勝つことが一番なのでよかった。」

―勝敗を決定づけたことは?
「一番は4Qになっても最後まで集中力が続いたこと。 前半の内容がだめでも我慢ができて、集中力が途切れなかった。」

―秋に向けて一言
「選手はメンタル面でも頑張ってくれたが、 一つひとつのプレーを見ると、決して質が高いものばかりではない。 大きいミスもたくさんあり、本当ならもっといいプレーができたはず。 勝ったことは喜ばしいが、質の高いプレーで勝てるようにしたい。」





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