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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 0 | 10 | 21 | 3 | 34 |
パナソニック電工インパルス | 14 | 3 | 3 | 6 | 26 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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電工 | 1 | 03:32 | PASS | #8高田→#3永冨 | 44 | KICK | #15小笠原 | G |
電工 | 1 | 10:54 | PASS | #8高田→#5本多 | 11 | KICK | #15小笠原 | G |
電工 | 2 | 06:17 | FG | #15小笠原 | 29 | − | − | − |
DEERS | 2 | 06:34 | KOR | #18前田 | 89 | KICK | #26鹿島 | G |
DEERS | 2 | 15:00 | FG | #26鹿島 | 33 | − | − | − |
DEERS | 3 | 05:41 | RUSH | #29丸田 | 34 | KICK | #26鹿島 | G |
電工 | 3 | 09:15 | FG | #15小笠原 | 29 | − | − | − |
DEERS | 3 | 11:34 | INT | #4山本 | 5 | KICK | #26鹿島 | G |
DEERS | 3 | 12:53 | RUSH | #29丸田 | 15 | KICK | #26鹿島 | G |
電工 | 4 | 03:30 | RUSH | #20石野 | 2 | PASS | #8高田→#5本多 | NG |
DEERS | 4 | 08:21 | FG | #26鹿島 | 27 | − | − | − |
内容 | 鹿島 | 電工 |
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1.ファーストダウン(回数) | 19 | 22 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 55-293 Yds | 66-520 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 22-14-0-162 Yds | 29-23-3-343 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 33-131 Yds | 37-177 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 4-26 Yds | 6-36 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 0-0 | 1-1 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 3-2 | 2-2 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 26:35 | 33:25 |
ファイナルステージは、雨の天気予報が運良く外れた快晴の長居球技場で、電工のキックオフで試合開始。
DEERSの最初の攻撃は、短いパスを繋いで1stダウンを更新するも、次の攻撃が進まずパントとなる。
電工最初の攻撃は13ydパスとDEERSの反則で、DEERS陣44ydに進まれると、電工にスペシャルプレーを決められる。
QBからRBに、RBからWRにボールが渡り、WRからQBへのロングパスでTDを奪われ、僅か2プレーで先制点を許す。(0-7)
DEERSはQB#10尾崎からWR#81永川に7ydパス、RB#29丸田に10ydパスに加えて電工の反則等で電工陣28ydに迫る。
ここからフィールドゴールを狙うが、スナップが乱れてキックは左に逸れて失敗に終る。
電工の攻撃が止められない。
12ydパス・11ydパス・38ydラン・10ydパス等で前進され、最後は12ydのタッチダウンパスを決められる。(0-14)
DEERSはQB尾崎がWR永川に16ydパス、WR#18前田に17ydパスを通し、RB丸田の12ydラン等で電工陣26ydに攻込む。
しかし、QBサックを決められパントとなる。
電工の攻撃は更に続く。
6ydラン・5ydパス・15ydパス・11ydパス・6ydパス等でDEERS陣19ydで1stダウンを奪われる。
しかし、ここからDEERSディフェンが踏ん張り、フィールドゴールの3点の失点に食い止める。(0-17)
試合の流れを変えたいDEERSにビッグプレーが飛び出す。
電工のキックオフをキャッチしたWR前田が89ydを快走してタッチダウンを奪い返す。(7-17)
しかし、試合の流れはまだ電工にあり、17ydパス・20ydパス等でDEERS陣4ydまで攻込まれる。
ここで、DEERSに再びビッグプレーが出る。
タッチダウンを狙ってエンドゾーンに投げられたパスをDB#24佐野がインターセプトを奪い取る。
DEERSはQB尾崎がWR前田へ42ydパスを成功させると、WR#2中川が14ydを走る。
前半最後のプレーでK#26鹿島が33ydのフィールドゴールを決めて点差を詰める。(10-17)
後半最初の電工のパス攻撃で1stダウンを更新されたと思った時に、
LB#42牧内とLB#43岡橋のタックルでファンブルを誘い、DL#91倉持がリカバーする。
DEERSはQB尾崎からRB丸田へのスクリーンパスで23ydを稼ぎ、
4thダウンギャンブルではQB尾崎が4ydを走って電工陣34ydで1stダウンを獲得する。
今度はDEERSがスペシャルプレーを決める。
QBの位置に入ったRB丸田が、RBの位置に入ったWR中川にハンドオフすると見せかけてボールを渡さず、そのまま中央突破の34ydのタッチダウンランを奪い取り遂に同点に追い着く。(17-17)
電工も反撃する。48ydのランでDEERS陣11ydに迫る。
しかし、ディフェンスが踏ん張りタッチダウンを許さずフィールドゴールの失点に食い止める。(17-20)
DEERSの攻撃が進まずパントになるとP#19西口の絶妙のキックで電工は自陣6ydからの攻撃となる。
ここからの電工のパス攻撃にLB#4山本がインターセプトを決め、
そのままエンドゾーン走り込んでタッチダウンをもぎ取り、遂に逆転する。(24-20)
次の電工の攻撃を1stダウンを与えず、この試合初めてのパントに追い込む。
このパントにLB#31秋野がパントブロックを決めてDEERSは電工陣15ydからの攻撃となる。
このチャンスにDEERSは尾崎からスイッチしたQB山城がRB丸田にハンドオフ、
ボールを受け取ったRB丸田は15ydを走り切ってタッチダウンを奪い取る。点差を広げて最終の第4Qとなる。(31-20)
電工の反撃で、
最初にタッチダウンを奪ったプレーと同様なスペシャルパスプレーを仕掛けて来るがLB#51比留間がQBサックを決める。
しかし、電工に38ydパスでDEERS陣に迫られ、最後は2ydのタッチダウンランを奪われて5点差となる。
トライフォーポイントでは2点を狙ったパスを失敗に終らせる。(31-26)
DEERSは時間を使ったラン攻撃を仕掛ける。
RB丸田の5yd・6yd・9yd、RB曽根の19ydを含めた8回のランプレーでボールを進め、
約5分を掛けたドライブはK鹿島の27ydのフィールドゴールで締めくくる。(34-26)
8点差の電工は時間を気にせず攻撃を仕掛けてくる。
8回のランと3回のパス攻撃でDEERS陣6ydに迫る。
ここから同点に持ち込むべきタッチダウンを狙ったパスを投ずるが、DB佐野がインターセプトを決めてDEERSの勝利を決定付ける。
残り時間1分8秒、DEERSはニーダウンで確実に時間を消費し、
パントはP#16仲田がコントロールキックでリターンを許さないサイドラインを割るキックを蹴る。
電工最後の攻撃は残り時間11秒。
パスを繋いでタッチダウンを目指すが、DEERSディフェンスが攻撃を食い止め試合終了となる。
「昨年のジャパンXボウルでの反省を生かし、試合の展開に左右されず、自分たちの持っている力をしっかりと出せたことが結果に繋がった。第2クォーター序盤までに17点のビハインドを背負う展開になったが、点の取られ方が悲観するようなものではなかったので、焦らずいつも通りのプレーを続けられたことがよかった。
試合を通じてオフェンス、ディフェンスともにライン戦で負けなかったのが大きかった」
―ジャパンXボウル決勝戦に向けて
「日本一にならないと今日の試合を勝った意味もなくなる。試合の反省をしっかりして決勝戦に勝利できるよう準備したい」
■牧内主将
「今シーズンは、パナソニック電工戦をひとつの目標にしていたので、勝利できてよかった。昨年の決勝戦での逆転負けを経験していたから、今日の試合の展開でも慌てることなく、全員が集中してプレーできた。
ディフェンスではDLの調子が良く、中央のラン攻撃をほぼシャットアウトできた。DB陣も大事な場面でインターセプトをできたのが良かった」
―決勝戦に向けて
「今シーズン掲げた『初志貫徹』というスローガンは、パナソニック電工に勝つためのものではなく、パナソニック電工に勝ち、どのチームよりも強くなって日本一になるというもの。目標を達成するために次の試合も絶対に勝ちたい」
■LB#4山本(吉)選手 (昨年の準決勝に続きインターセプトリターンタッチダウンで流れを呼び込む)
「長居は相性がいい。相手オフェンスとの駆引きで、QBの判断が一瞬遅れたので自分のところにボールが飛んできた」
■WR#18前田選手 (パス6回捕球73ヤードに加え89ヤードキックオフリターンタッチダウンを記録)
「昨年のジャパンXボウルではキックオフリターンタッチダウンが反則で取り消されてしまったが、今年はタッチダウンにできてよかった。パスもQBがいいところに投げてくれていた。決勝戦もいいプレーをして勝ちたい」
■DB#24佐野選手 (自陣エンドゾーンでインターセプト2回、ファンブルフォース1回を記録)
「(インターセプトは)狙っていた。2本とも読み通り。1本目は、相手のQBの動きでこちらに投げてくるのがわかった。2本目はDB陣の連携によって、自分の方に投げてくることが予想できたので狙っていた」
■RB#29丸田選手 (2試合連続100ヤード超となる19回104ヤード2タッチダウンを記録)
「試合前半は相手にリードを許す展開になったが、焦りはなかった。(前半にRB佐藤選手が負傷したので)自分がやらないといけないと思った。
後半はOLが頑張ってくれたので、走ることができた。OLの調子が上がれば自分も走れる。次の試合でもOLを信じて走りたい。ここまできたら決勝戦も絶対に勝ちたい」
■OL#67村井選手 (副将としてOL陣を引っ張る)
「前半なかなか得点を奪えなかったが、手ごたえはあった。パナソニック電工のDLは動きが良かったし、圧力もかけられていたが、後半からは地道にやってきたラン攻撃が進みだして、相手の足も止まってきた。ラン攻撃でいいところを見せられたと思う」