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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 0 | 6 | 3 | 14 | 23 |
オール三菱ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 2 | 01:32 | PASS | #16尾崎→#38佐藤 | 6 | KICK | #26鹿島 | NG |
鹿島 | 3 | 07:19 | FG | #26鹿島 | 32 | − | − | - |
鹿島 | 4 | 00:04 | RUSH | #29丸田 | 1 | KICK | #26鹿島 | G |
鹿島 | 4 | 11:07 | PASS | #16尾崎→#25岩井 | 19 | KICK | #26鹿島 | G |
内容 | 鹿島 | ライオンズ |
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1.ファーストダウン(回数) | 15 | 8 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 59-305 Yds | 49-129 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 25-16-1-172 Yds | 19-11-0-84 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 34-133 Yds | 30-45 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 1-5 Yds | 2-8 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 2-1 | 0-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 2-1 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) | 25:01 | 22:59 |
2010年秋季リーグ第4戦は、午前中の雨が上がり秋晴れとなった川崎球場で、DEERSのキックオフで試合開始となる。 ライオンズ最初の攻撃はDB#4山本・吉のロスタックルなどでパントに追い込む。 DEERS最初の攻撃はQB#16尾崎がTE#1庭野に9yd・WR#15大谷に7yd・RB#29丸田に12yd・WR#17永川に9ydと4本のパスで、 ライオンズ陣25ydまで攻込むものの、ここから前進できず、42ydのFGも僅かに左に外れて失敗する。 ライオンズの次の攻撃で、9ydラン・11ydパス・12ydランなどでDEERS陣31ydまで攻込まれる。 しかし、4thダウンギャンブルのラン攻撃にDEERSディフェンスが走路を塞ぎ、DL#44小宮のタックルで失敗に終らせる。 DEERSはRB丸田が相手ディフェンスを引き摺って19ydランを決める。
QB尾崎は左サイドライン際を走るWR#11前田に27ydのロングパスを決めると、更にWR前田に6ydパス通してライオンズ陣6ydに迫る。
そして、QB尾崎がフラットパスでRB#38佐藤にボールを通し、RB佐藤がエンドゾーンに走りこんでタッチダウンを奪い取る。
しかし、トライフォーポイントのキックは失敗する。(6-0)
ライオンズの攻撃にDL#90鈴木のロスタックルでパントに追い込むと、このキックをLB#31秋野がブロック、
相手パンターがボールを拾って走るのをDB山本・吉がタックルし、DEERSは相手陣15ydからの攻撃となる。
このチャンスにタッチダウンを狙ってエンドゾーンにパスを投げるが、ライオンズにインタセプトを奪われ、
チャンスが生かしきれない。
両チームがパントを蹴りあった後のライオンズの攻撃に、DL#92西川がQBサックを決めて、前半が終了する。
後半開始のDEERSの攻撃はRB丸田がQB尾崎からのショベルパスで8ydを走り、WR#2中川が15ydパスをキャッチする。
そして、QB尾崎の22ydランでライオンズ陣28ydに迫るが攻撃が続かずパントとなる。
このパントはP#40田中の絶妙のキックでライオンズを自陣1ydからの攻撃に追い込む。
DEERSディフェンスはセイフティーは奪い取れなかったものの前進を許さずパントに追い込む。
このパントをキャッチしたWR前田は右サイドから左サイドまでグランド一杯を走り回り、ライオンズ陣19ydまでリターンする。
DEERSはタッチダウンは奪えないもののK#26鹿島が32ydのフィールドゴールを成功させて、待望の追加点を奪い取る。(9-0)
ライオンズの攻撃でDB#13山本・周のロスタックルなどでパントに追い込む。
DEERSの攻撃はQB尾崎がWR中川に7yd・WR#25岩井に7ydパスを通して1stダウンを獲得すると、
QB尾崎がWR永川への37ydパスでライオンズ陣に迫ったところで、最終の第4Qとなる。
DEERSはライオンズ陣1ydからの4thダウンギャンブルで、RB丸田が力強いランでタッチダウンを奪い取る。(16-0)
ライオンズの攻撃にDL鈴木のロスタックル、LB#30岩根のQBサックで1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはRB佐藤の11ydラン、QB尾崎の17ydランで前進するが、次のプレーでQBがボールをファンブルし、攻撃権を奪われる。
ライオンズ必死の4thダウンギャンブルのパス攻撃にDL#99海老澤がパスを手にあて失敗に終らせる。
DEERSはWR大谷の9ydのリバースランプレーなどでライオンズ陣19ydに迫ると、
ここからQB尾崎がWR岩井にタッチダウンパスを決めて試合終了となる。(23-0)
「オフェンスが自分たちのポテンシャルをフィールドでのパフォーマンスに結び付けられていない。長距離罰退の反則は無かったが、交代違反やGLでの決定力不足など、まだ課題が修正出来ていない。試合間隔が短く準備期間が足りなかった事は言い訳にならない。選手は言わなくてもわかっているだろう。スカっとしたゲームが出来なければ面白くない。そのためには自分自身に責任を問い正し、自分自身がやり切るという代償が必要。これからの試合はレベルが全く変わる。そこに向けた練習を積み重ねて来たはずだ。次のシルバースター戦、最高の試合をしたい。」
■牧内主将
「これが現時点での実力と受け止めている。初戦のIBM戦で完封勝利を上げた際、ちょっとした貯金が出来たと思ってしまったのかも知れない。今日の試合で、そんな余裕が無い事がよくわかった。全員が体感出来たと思う。絶対に負けられない試合が続くこれからが苦しくなるのはわかっていた事。練習の量・質ともに上げていって、次戦のシルバースターに必死に立ち向かう。」
■WR#11前田選手
必殺のロングパスターゲットとなる快足と、相手DLを踏み潰す怒れる危険なアフリカ象的な突進力の双方を垣間見せたが、
本人はまだまだ不満。
「今日の自分は0点(20点と言おうとしたが、隣にいた#52 OL渡邊による"0点だろっ!"の突っ込みに即座呼応で訂正)。ディフェンシブな相手の試合でランが止められた時こそ、パスで盛り返さないといけない。相手のハードヒットにそれが出来なかった。確実に取れるパスを落としてしまったり、ファンブルしたりとセキュリティーも甘かった。DEERSのオフェンスはリズムのオフェンス。自分がそれを作る役割を担うべきと強く自覚している。次戦のリズムを作るのは絶対に自分。そして必ず勝利する。」
■LB#31秋野選手
相手パントを身を挺してブロック。絶好の位置での攻撃権に繋げた。
「パントブロックは、たまたまあの位置にいられただけ(と極めて謙虚なコメントだったが隣にいた#42LB牧内曰く"そこにいられた事が凄い事。こいつは一瞬の判断を結果に繋げられるモノを持っています。今日はアゲておきます"とのコメントを受け・・・)、ですが相手の変化に臨機応変にアジャスト出来たことは確かによかったと思います。実はブロックした身体の部位は手ではなく内腿でした。ただし股間はセーフでした。本当によかったです。出場機会を与えられたこの3試合で、果たして自分が成長できたのか、変わることが出来たのか・・・を次戦で確かめたい。絶対に勝ちにこだわる。去年はJXBの直前で怪我を負ってしまい、ライスにも出場できなかった悔しさがある。今年は自分の力で優勝を掴み取りたい。」
■DL#90鈴木選手
開始早々、相手のワイルドキャット隊形からのランで3連続一発フレッシュダウンを決められる場面もあったが、
第1Qの終盤に正面から相手RBをハードタックルで封殺。
以降、相手ラン攻撃をまったく機能させず、終盤には華麗なQBサックを決めるなど本試合完封の立役者となった。
「最初は確認に手間取った場面もあったが、結果的には練習通りのイメージで止めることが出来た。QBサックも逆サイドをうまく付けたので、相手からは見えておらず綺麗に決まったように見えたのだろう。次戦の相手となるシルバースターは勝負強さに定評がある。自分たちは、これまで積み重ねてきた一つ一つのプレーを出すしかない。逆に、いざの時に変な動きをしないよう、これから2週間は徹底的にベースの動きを固めていきたい」