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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 3 | 21 | 21 | 13 | 58 |
明治安田パイレーツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鹿島 | 1 | 03:34 | FG | #14青木 | 22 | − | − | − |
鹿島 | 2 | 03:07 | RUSH | #20岩倉 | 2 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 2 | 10:43 | PASS | #10山城→#2中川 | 55 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 2 | 11:55 | PASS | #10山城→#18永川 | 22 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 00:11 | KOR | #11前田 | 86 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 06:56 | INT | #3小堺 | 98 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 3 | 11:36 | PASS | #12加藤→#18永川 | 30 | KICK | #14青木 | G |
鹿島 | 4 | 04:09 | PASS | #12加藤→#2中川 | 20 | KICK | #29丸田 | NG |
鹿島 | 4 | 08:34 | RASH | #20岩倉 | 3 | KICK | #29丸田 | G |
内容 | 鹿島 | パイレーツ |
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1.ファーストダウン(回数) | 16 | 14 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 50-349 Yds | 79-236 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 33-19-1-294 Yds | 43-17-4-127 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 17-55 Yds | 36-109 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 4-40 Yds | 3-25 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 2-1 | 1-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 2-1 | 2-0 |
6.ボール所有時間(1Q12分・計48分) | 16:53 | 31:07 |
1stSTAGE第3節は秋空の川崎球場でDEERSのキックオフで試合開始となる。
パイレーツ最初の攻撃を1stダウンを与えずパントに追い込むと、パントスナップの乱れからキックをさせず、DEERSは相手陣30ydから攻撃となる。
DEERS最初の攻撃は、QB#10山城からWR#2中川への13ydパス等で相手陣5ydまで前進し、K#14青木が先制のフィールドゴールを確実に決める。(3-0)
次のパイレーツ攻撃では、9yd・10ydとパスを通されてDEERS陣42ydまで進まれるが、4thダウンギャンブルのパスを失敗に終らせる。
この後、両チームとも攻撃が進まず、パントを繰り返し1Qが終了する。
パイレーツに15ydランで前進されるが、次のパスプレーでDB#24佐野がインターセプトを決めて37ydをリターンし、
DEERSは相手陣16ydからの攻撃となる。
ここで、QB山城からWR#25岩井への8ydパス、RB#29丸田の4ydランで1stダウンを更新し、
最後はRB#20岩倉が中央ダイブでタッチダウンを奪い取る。(10-0)
パイレーツ反撃で、21ydパス・18ydラン等でDEERS陣10ydまで進まれるが、タッチダウンを許さずフィールドゴールに追い込むと、
キックはポールに当たり失点を免れる。
DEERS攻撃は波に乗れず、パスをインターセプトされて再びピンチを招く。
パイレーツのDEERS陣34ydから攻撃は、DL#90鈴木のパスカット等で前進を許さず、再度のフィールドゴールも失敗に終らせる。
前半残り2分を切って、DEERS攻撃陣が目を覚ます。QB山城からWR中川に6yd・WR#11前田に5ydのパスで1stダウンを更新すると、
WR中川に55ydの見事なタッチダウンパスを成功させる。(17-0)
更にパイレーツ攻撃をDL#44小宮の鋭いタックル等でパントに追い込むと、
DEERSはRB丸田の8ydラン、QB山城からWR#18永川に24ydパス、
最後はエンドゾーンに走りこんだWR永川に22ydのタッチダウンパスを決めて、前半が終了する。(24-0)
後半開始のパイレーツのキックオフに、WR前田が86ydのリターンタッチダウンを奪い取る。
僅か11秒の圧巻の俊足リターンタッチダウンとなる。(31-0)
パイレーツ攻撃にLB#56杉山がQBサックでパントに追い込むが、DEERS攻撃もリズムに乗れず34dyのフィールドゴールも失敗する。
パイレーツのパス攻撃にDB#47矢野が強烈なタックルでボールが宙に舞い、このボールをLB#31秋野がインターセプトを決める。
しかし、次のDEERS攻撃はQBサックでファンブルし、このボールを40ydのリターンを許しピンチを迎える。
パイレーツに4thダウンギャンブルで15ydを走られ、DEERS陣4ydに迫られる。
ここでタッチダウンを狙ったパスをDB#3小堺がインターセプト。
DB#22堀の絶妙のブロックにも助けられて、98ydのリターンタッチダウンを奪い取る。(38-0)
パイレーツ攻撃にDB佐野が再びインターセプトを奪い取る。
このチャンスにQB#12加藤がWR#7植村に20ydパスを通して前進し、最後はWR永川に30ydのタッチダウンパスを通して第3Qが終了する。(45-0)
パイレーツ攻撃はLB#30岩根のロスタックルで前進を許さない。
DEERSはWR中川の25ydのリバースランで前進すると、
QB加藤が投じたパスをWR中川がワンハンドキャッチし、20ydのタッチダウンパスを成功させる。(51-0)
パイレーツ攻撃にDL#9佐倉がQBサックを決めパントに追い込む。
DEERSはWR永川がサイドライン際を35yd走って相手陣3ydに迫ると、RB岩倉が中央突破のランでタッチダウンを奪い取る。(58-0)
パイレーツ必死の反撃で、DEERS陣6ydまで迫られるが、
LB#37大舘のパスカット、4thダウンギャンブルパスもDL小宮のパスカットで試合終了となる。
―試合を終えて
立ち上がりオフェンスの調子があまり良くなかった時間帯に、ディフェンスと
がスペシャルチームが頑張ってくれたことが勝因。ディフェンスのいくつかの
ビッグプレーのお陰でオフェンスが調子を取り戻すことができた。
特にオフェンスのミスでボールを失ったあとのシリーズをしっかりとめてくれた
ことが大きかった。
―次節に向けて
オフェンスは、調子の波をできるだけ小さくするためには、不用意な反則や
スナップミス・落球・ファンブルなどのつまらないミスをなくすこと。
ディフェンスはタックルが良くなかったので修正しなければならない。
キッキングでは細かな部分でいくつか雑になっている部分が見られたので
もっと丁寧にプレーをする意識が必要。
強豪との戦いは、基本が勝敗を分けるのでもう一度その部分を徹底したい。
富士通は全てのポジションに穴がなく戦力が充実しており我々にとって厳しい戦いに
なることは間違いない。
■DB#24佐野選手
【結果的に大差の試合となったが、4度のインターセプトを重ねたディフェンスの粘りがオフェンスのリズムを作った。この試合2度のインターセプトを記録し存在感を見せ付けたベテラン#24DB佐野に聞いた。】
―まずは今日の2本のインターセプトについて。一本目はなかなかタッチダウンを挙げられないオフェンスにリズムを繋げてくれました。
両方ともシステムが上手くいきました。狙い通りに練習でやって来たことが出来たと思います。試合の流れを作れたプレーと評価頂けるのはうれしいですね。
―反面、相手のショートパスターゲットのレシーバーに突っ込み過ぎて、ロングゲインを許してしまったシーンもありました。
あのゲインを許したプレーは基本に忠実になれなかった、やってはいけないプレーです。ああいうプレーをしないようにしっかり練習を重ねます。2本目のインターセプトは、その反省から生まれた・・・と理解して勘弁してください。
―2本目のインターセプトもドンピシャでした。その後のランで一度ニーダウンしようとしたように見えたけど?さらに距離を稼ぐためのフェイクだった?
あれは実は・・・、過度に無理をする場面でもないかなと思い早めにニーダウンしようと動作に入りました。そのタイミングでと周りを見たら結構スペースが空いていたのでこれはもうちょっと行かねば、と慌てて走ったのが真相です。いやらしい中年フェイクではないですほんとに。勘弁してください。
―ベテランでも実戦では、本当に色々なことがありますね。佐野選手の場合は、ただ出場して無難にプレーをこなしただけでは、もう誰にも納得してもらえない立場です。その前提で次戦に向けた決意を。
秋は1・2戦目がキッキングだけの出場でしたので、ディフェンスとして初出場となったこの試合は存在感を示したいと思っていました。試合に出して頂けるのであれば、常にその気持ちは持っています。次戦はいよいよ富士通戦です。相手との力が拮抗するほど、重要な場面でのターンオーバーがゲームの流れを決めます。必要とされれば期待に応える。その気持ちで全力を尽くします。
■DB#3小堺選手
【この試合、DEERSも4回のインターセプトを記録したが、ファンブルでの喪失もあった。そのボールをパイレーツ巨漢DLに拾われ、機関車チックな力走であわやタッチダウンの危機にも陥った(#38RB佐藤が阻止)。そんな殴り合いのやや大味な試合にケリをつけ、モメンタムを完全にDEERSに引き寄せたのが第3Qに飛び出した#3DB小堺のインターセプトリターンタッチダウン!自陣5yd以内にまで攻め込まれた今シーズン初の被タッチダウンのピンチを、一気にひっくり返す98ydランでの快挙であった。】
―とにかくあのプレー。お疲れ様でした。ピンチを救って、ある意味「殴り合い」にケリをつけてくれました。
とのかくあれは理一(#22DB堀)のおかげです。それだけです。理一さまさまです。(隣で着替え中の#28DB島からも「あれは理一です」との強い指摘あり。確かに小堺選手、ほぼ追い付かれてたかも・・・の中で理一くん、小堺の走路を確保する素晴らしい芸術的ナイスブロックでした!でも走り抜いた小堺選手ももちろん最高に立派)。とにかく確かにピンチの場面、ディフェンス全体でそれを凌げて、かつタッチダウンにまで繋げられた事は本当によかったです。プレー自体は、練習していた通り。結果的には狙い通りのゾーンでしたが、ちょっとすれ違われそうになった危ない場面でもありました。相手の投げ損ないもあったかな。とにかくラッキーで、繰り返しですが理一さまさまでした。
―タッチダウン経験は?
社会人になってからは始めてですね。学生時代は2部リーグという事もあってオフェンス・ディフェンスの兼務プレーヤーでした。オフェンスではRBをやっていましたのでタッチダウンの経験はありますが、98yd走ったのは初めてです。
―次戦への弾みがつきましたね。
相手が最強のレベルである事はわかっている。厳しい戦いであるからこそ、総合力で勝負しないといけません。自分は、キッキングチームでの出場が主務になると思います。その中での役割を、絶対にしっかりと果たしていく。総合力の一翼を担えれば本望です。
■LB#56杉山選手
【#56LB杉山選手。今シーズンは身体のキレも良く、素早く強いタックルを連発。この試合も5つのタックルを記録し、今シーズン3試合で合計タックル数は12と、DEERSの稼ぎ頭となっている。】
―今シーズン、とても良く動けている印象。今日のQBサック(第3Q、鋭い出だしで10ydロスタックルを浴びせる)も鋭かった。
今日のQBサックは自分がフリーでしたから。ノーアサインでいけた場面でもあったしラッキーだったと思います。今年、LBとしての役割理解が進んだようにも思います。自分でも動けている、進化しているという実感が少しは持てているかも・・・。
―今シーズン、何かメンタル面でも期するところはあったか?
昨シーズン、怪我でチームに貢献していないので今年こそ、の気持ちはあります。そこにフィジカル面での調子の良さもあって有難いです。身体の使い方について朝倉ストレングスコーチが丁寧に教えてくれますので、とにかくそれを持続して学び続けたいと思います。
―次戦の一回目の天王山に向けて。
チャンスを貰えれば出し切るだけです。ディフェンス全体でとにかく気持ちを前に、やり切る、出し切る、それだけです。
【広報担当古澤所感】
―杉山選手はとにかく「謙虚」の一言で、インタビューをお願いした時も「自分ですか?」と驚いた表情。兄弟とも噂されたほど酷似のラッシャー板前をテレビのバラエティー番組で見かけなくなって久しいが、ラッシャー杉山は健在。板前ファンの皆さん、ラッシャーを見たければ次戦10/13(木)19:00、vs富士通フロンティアーズ@東京ドームへ是非足をお運びください!