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TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
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鹿島DEERS | 3 | 3 | 0 | 6 | 12 |
オービックシーガルズ | 7 | 7 | 0 | 7 | 21 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G/NG |
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鹿島 | 1 | 06:26 | FG | #14青木 | 44 | - | - | - |
オービック | 1 | 13:08 | RUSH | #20古谷 | 1 | KICK | #1金親 | G |
鹿島 | 2 | 07:55 | FG | #14青木 | 26 | - | - | - |
オービック | 2 | 14:34 | PASS | #18木下→#83清水 | 5 | KICK | #1金親 | G |
鹿島 | 4 | 04:14 | RUSH | #29丸田 | 1 | PASS | - | NG |
オービック | 4 | 09:39 | RUSH | #20古谷 | 3 | KICK | #1金親 | G |
内容 | 鹿島 | オービック |
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1.ファーストダウン(回数) | 19 | 18 |
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) | 74-321 Yds | 60-316 Yds |
パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) | 38-20-2-207 Yds | 28-19-2-241 Yds |
ラ ン(回数-獲得ヤード) | 36-114 Yds | 32-75 Yds |
3.反 則(回数-損失ヤード) | 6-50 Yds | 4-30 Yds |
4.ファンブル(回数-喪失) | 0-0 | 1-0 |
5.フィールドゴール(回数-成功) | 2-2 | 0-0 |
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) | 29:49 | 30:11 |
2013年秋季リーグ戦FINAL STAGE<社会人準決勝>は、12月ながら秋晴れの横浜スタジアムでオービックのキックオフで試合開始となる。
DEERS最初の攻撃はQB#10山城が、WR#25岩井に10yd・WR#2中川に12ydパスを通すが、後が続かずパントとなる。
オービック最初の攻撃は、LB#37大舘が鋭いタックルでランプレーを止めると、パス攻撃にDB#24佐野がインターセプトを奪い取り、DEERSは相手陣46ydからの攻撃となる。
DEERSはRB#20岩倉が2yd・9yd・1yd、RB#38佐藤が6ydを走って相手陣27ydに迫り、K#14青木が44ydのフィールドゴールを決めて先制する。(3-0)
続くオービックの攻撃に5ydラン・19ydパス・13ydパス・6ydラン・5ydパスでDEERS陣に入られる。ここでDL#90鈴木が相手QBランにロスタックルを決めて流れを断ち切ったと思いきや、12ydパス・5ydパス・9ydラン・15ydパスでDEERS陣1ydに迫られる。ここからの中央ダイブプレーはLB#43小野里が一度は阻止するものの、次のランプレーを止められずタッチダウンを奪われる。(3-7)
DEERSはQB#7加藤が5yd、RB#29丸田が1yd・5ydを走る。
DEERSはQB加藤がWR#81宮本に25ydパスをヒットさせると、RB#27伊藤が3yd・RB佐藤が2yd・WR中川が8yd・RB丸田が4ydを走る。続いてQB加藤からのWR中川に17ydパス・RB岩倉の4ydラン、WR#18永川への6ydパス、RB丸田の2ydランで相手陣11ydに迫る。ここで、QB加藤がエンドゾーンに走り込んだWR#85鈴木パスを通すが、残念ながら反則でタッチダウンを取り消されてしまう。
この後、RB丸田が7ydを走り、最後はK青木が26ydのフィールドゴールをキッチリと決める。(6-7)
DEERSのキックオフにDB#26林がきっちりとタックルし、オービックは自陣24ydからの攻撃となり、2回の1stダウンを許すがパントに追い込む。
DEERSはRB佐藤が9ydラン、QB加藤からWR中川に7ydパス、RB丸田の10ydランで相手陣にボールを進める。更にRB岩倉の6ydラン・QB加藤の3ydランで1stダウンまで残り1ydとなるが、4thダウンのギャンブルに失敗する。
前半残り1分15秒、オービックは自陣38ydからの攻撃になると、パス攻撃で47yd・6yd・5yd、そして5ydのタッチダウンパスを決められ前半が終了する。(6-14)
後半最初のオービックの攻撃で8ydパス・10ydラン・3ydラン・6ydラン・5ydランでDEERS陣に入られるが、次のパスをDB#21加藤がインターセプトする。
DEERSの攻撃は1stダウンを奪えずパントとなるが、オービックの攻撃もLB#17天谷のロスタックル等で1stダウンを与えずパントに追い込む。
DEERSはRB佐藤の2ydラン、RB丸田の2ydラン、QB加藤の8ydランで1stダウンを更新すると、QB加藤がWR鈴木に18ydパスを通し相手陣30ydに迫る。しかし、ここからのパスをインターセプトされチャンスを逃す。
オービックの攻撃にはDL鈴木がQBサックを決めてパントに追い込む。
DEERSはRB岩倉が22ydを走ったところで、最終の第4Qに突入する。
DEERSはQB加藤がWR中川に4yd・WR前田に8ydのパスを通すと、RB丸田が4ydを走る。QB加藤がWR前田に14ydパス・10ydパスをヒットさせ相手陣6ydまでボールを進め、RB丸田の5ydラン・1ydランでタッチダウンを奪い取り2点差となる。ここで同点を狙って2点トライのパスを投ずるが失敗に終わる。(12-14)
DEERSのキックオフにDB#13山本のタックルでオービックは自陣23ydからの攻撃となる。しかし、オービックに26yd・11yd・10yd・16ydのパスでDEERS陣6ydまで攻め込まれ、最後は3ydラン・3ydランでタッチダウンを奪われる。(12-21)
DEERSは相手キックオフにWR#34藤森が31ydをリターンするが、次のパスプレーでインターセプトを奪われてしまう。
オービックの時間を使ったランプレーにLB大舘とRB天谷の2人でロスタックル、更にDL#93重近のロスタックルで1stダウンを与えずパントに追い込む。
残り時間3分09秒、DEERSはQBサックを受けて自陣11ydで4thダウンに追い込まれる。しかし、まだ勝負をあきらめない。QB加藤がWR永川にパスを通すと、WR永川はWR前田にトス、更にWR前田はRB丸田にトスし、31ydを稼ぐ。更にQB加藤がWR鈴木に8yd・WR中川に14ydパスを通して相手陣36ydまで攻め込むが、QBサックを受け、4thダウンギャンブルのパスを失敗し、鹿島DEERSは敗退した。
選手は随所で勝つに値するプレーをしてくれましたが、それを活かしてチームとしての勝利に結びつけることができませんでした。
この結果はHCである私の責任です。鹿島DEERSとして、最大であと2試合できるチャンスを逃してしまったことは痛恨の極みであるとともに、楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳なく思っております。
恥ずかしいゲームではなかったと思いますし、下を向かなければならないゲームでもありませんでしたが、届かなかったことは事実です。
相手の力が上でした。弱いから負けたのです。この現実から目を背けてはなりません。
その日だけを頑張っても、その日だけ力を出そうとしても限界があります。
試合で瞬発的な力を加える事はできますが、才能と日々の積み上げによって高められた、個人およびチームの「標準」がベースとなります。
今日の結果は、相手の標準レベルがヘッドコーチを担う私も含めたチーム全体として我々より上であったという事です。
チームはこれで、鹿島を巣立つ事になります。
チームの歴史の約半分に関わらせていただきましたが、これほどまでに、血の通った温かい応援をいただいいているチームは他に知りません。
明確な理念のもと、まさに企業チームの王道を行くチームだったと思います。
鹿島DEERSがなくなってしまうことで、お力添えや応援を頂いた方々へ直接的にお返しすることは難しくなりますが、そのご恩は決して忘れません。
いつか誰かに何らかの形でお返しすることをお約束いたします。
改めて、これまでお世話になった多くの皆様に、心より御礼申し上げます。
誠に有難う御座いました。
■丸田主将
この試合が、鹿島DEERSとしてフィールドに立つ最後の機会になってしまいました。
勝負事は、結果がすべての世界です。届かなかった・・・というのが結果。我々は最後に一つになれたと思っています。それでも届かなかった。まずはこの事実を正面から受け止めなければいけないと思っています。
我々選手たちは、鹿島DEERSで素晴らしい経験をさせて貰いました。フットボールと仕事を両立する最高の環境に恵まれ、職場の皆様の深く暖かい理解と応援を頂戴し、フットボールを通じて本当に大きく成長する事が出来ました。本当に楽しかった。最高のチームでした。こんなに多くの皆様が応援に来て下さるチームは、他にありません。最後の最後までスタンドから聞こえてきた「鹿島コール」を我々は忘れません。深く、心から感謝申し上げます。
これからもフットボールを続ける選手もいます。フットボールを離れる者もいます。フットボールでも社会人としても、困難な場面に多く出会うでしょう。でも我々は決してそこで諦めません。どんな事に対しても、フットボールで、鹿島DEERSで成長させて頂いたことに誇りを持ち、道を切り開いていくことが鹿島DEERSを支え下さった方々への恩返しであり、鹿島DEERSの一員であった我々の責任だと思っています。
あらためまして、皆様、25年間本当にありがとうございました。