DEERSの創部は1989 年。鹿島創業150 周年の記念の年でした。事業の一つとして、「何かスポーツチームを作ったらどうか？」という若手社員の提言を受けてアンケートを実施。そこで多くの希望を集めたのがアメリカンフットボールでした。当時の鹿島昭一社長からも「どうせ始めるなら日本一を目指せ」と心強い支援を得ました。
チームは、鹿島の「鹿」と「雄鹿のように力強く前へ突き進め」という願いを込めて「鹿島DEERS」と名づけられました。この名も1,000 通を超える社員の応募の中から決められました。こうして活動を開始したDEERSでしたが、当初は選手総勢16名からのスタート。しかし創部の年の「パレスサイドリーグ」において全勝優勝を遂げたDEERSは、翌年、日本社会人アメリカンフットボール協会に加盟。瞬く間に駆け上がり、1992年には一気に日本社会人1部リーグへの昇格を果たします。
そして1997年のシーズン、社会人日本一を決定する「東京スーパーボウル」に初出場。当時の松下電工インパルスを倒し社会人日本一となり、年が明けた「ライスボウル」でも法政大学を相手に選手権史上初の完封勝利。悲願の日本一を勝ち取ったのです。
その12年後の2009年シーズン、春季の「パールボウル」優勝で幕を開け、秋季の「ジャパンエックスボウル」では富士通フロンティアーズを倒し社会人日本一を勝ち取りました。そして「ライスボウル」において関西大学を接戦の末に破り、2度目の日本一に輝きました。

DEERSは「社員が選手」の企業チームです。「仕事との両立」「勝利への徹底的なこだわり」「社員・会社のためにあること」、創部当時から揺らぐことのない3つの理念です。
2013 年シーズンは、再び丸田キャプテンのもとチーム一丸となって戦います。今年も目指すところは「日本一」。フィールドを駆け巡る雄鹿たちの熱いプレーにご注目ください！