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2014年6月7日(土) 第37回パールボウルトーナメント 準決勝

LIXILディアーズ vs 富士通フロンティアーズ
会場:川崎富士見球技場 / 試合開始時刻:14:30 / 試合終了時刻:17:04
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
LIXILディアーズ 0 0 0 28 28
富士通フロンティアーズ 10 7 0 28 45

得点経過

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1 10:57 FG #11西村 40
富士通 1 13:07 PASS #3キャメロン→#81中村 7 KICK #11西村 G
富士通 2 14:28 PASS #3キャメロン→#81中村 26 KICK #11西村 G
富士通 4 00:09 RUSH #3キャメロン 6 KICK #11西村 G
LIXIL 4 01:07 PASS #9加藤→#11前田 77 KICK #14青木 G
LIXIL 4 05:47 PASS #9加藤→#11前田 54 KICK #14青木 G
富士通 4 06:39 PASS #3キャメロン→#1強 25 KICK #11西村 G
LIXIL 4 10:24 RUSH #29丸田 1 KICK #14青木 G
富士通 4 11:54 RUSH #29ゴードン 26 KICK #11西村 G
LIXIL 4 12:18 PASS #9加藤→#25岩井 4 KICK #29丸田 G
富士通 4 14:43 RUSH #29ゴードン 5 KICK #11西村 G

 

内容 LIXILディアーズ 富士通フロンティアーズ
1.ファーストダウン(回数) 11 266
2.攻 撃(回数-獲得ヤード) 57-323 Yds 76-458 Yds
 パ ス(試投-成功-インターセプト-獲得ヤード) 30-15-1-267 Yds 35-21-0-247 Yds
 ラ ン(回数-獲得ヤード) 27-56 Yds 41-211 Yds
3.反 則(回数-損失ヤード) 2-19 Yds 3-25 Yds
4.ファンブル(回数-喪失) 0-0 1-1
5.フィールドゴール(回数-成功) 0-0 1-1
6.ボール所有時間(1Q15分・計60分) 27:48 32:12

解説 by ルールスタッフ 浅野利三郎

1Q

 パールボウル準決勝は、梅雨とは思えないほどの強雨の中、川崎富士見球技場で、富士通のキックオフで試合開始となる。
 DEERS最初の攻撃はRB#29丸田が6ydを走るが1stダウンを奪えずパントとなるが相手反則で15yd前進する。QB#9加藤がWR#85鈴木に8ydパスを通すが、またもや1stダウンを奪えずパントとなる。
 富士通最初の攻撃で、9yd・16ydとパスを通されるが、DL#93重近が相手ランプレーのボールを叩きだし、このボールをLB#37大舘がリカバーする。
 DEERSは相手陣37ydから攻撃となるが1stダウンが奪えず得点が挙げられない。
 富士通に、7yd・6yd・9ydとパスを通された後、8yd・7yd・10yd・6ydを走られるが、DEERSディフェンスが踏ん張り、フィールドゴールの失点に食い止める。(0-3)
 次のDEERSの攻撃でパスをインターセプトされた後、富士通に13ydラン、27ydパス、7ydパスでタッチダウンを奪われる。(0-10)

2Q

 DEERSは、QB加藤がWR#11前田に6ydパスを通し、RB#32前川の3ydラン、RB丸田の2ydランで、この試合初めての1stダウンを獲得すると、WR#7宮本に23ydパスが通る。しかし、この後、攻撃が進まずパントとなる。
 富士通のパス攻撃に、DB#22堀の果敢なロスタックルで1stダウンを与えない。この後、両チームがパントを蹴りあった後のDEERSの攻撃でも、QBサックを受けて前進することが出来ない。
 前半残り時間32秒、富士通に26ydのタッチダウンパスを決められ、追加点を許して前半が終了する。(0-17)

3Q

 後半最初の富士通の攻撃で、DEERS陣30ydまで攻め込まれるが、その後のパス攻撃を失敗に終わらせてパントに追い込む。
 DEERSはQB加藤がWR宮本に11ydパス、QB加藤の8ydラン、RB#20岩倉の7ydランで前進するが、後が続かない。
 富士通に11yd・8yd・7ydと走られるが、これ以上の前進を許さない。
 DEERSはランプレーで試合の流れを変えようとするが、上手くいかない。
 富士通に8ydパス、18ydランで前進を許すが、次の3rdダウンのパス攻撃を防ぎ切ったと思いきや反則を取られ、DEERS陣7ydまでボールを進められる。

4Q

 第4Q最初の攻撃で富士通にタッチダウンパスを許して得点差が広がる。(0-24)
 DEERSが反撃する。QB加藤がWR前田にロングパスを成功させると、前田は相手ディフェンスを振切って、76ydのタッチダウンパスを奪い取る。(7-24)
 富士通の攻撃でQBがスナップボールを零すと、DL#90鈴木・LB大舘・DB#5桑澤がQBに襲い掛かり、16ydをロスさせてパントに追い込む。
 DEERSはRB岩倉が16yd走って1stダウンを更新させると、再びQB加藤がWR前田にパスを通す。パスをキャッチした前田はグランドを右端から左端まで走り、WR#18永川・WR#2中川の見事なブロックで54ydのタッチダウンパスとなる。(14-24)
 富士通はDEERSのキックオフで45ydをリターンすると、18ydパス・25ydパスの僅か2プレーでタッチダウンを奪い返される。(14-31)
 DEERSも反撃する。QB加藤がWR永川に9yd、WR前田に11yd、WR鈴木に49yd、WR宮本に6ydパスを通し、最後はRB丸田が1ydのタッチダウンランで締め括る。(21-31)
 DEERSのオンサイドキックは富士通にキャッチされると、2ydラン・7ydパス・26ydランでタッチダウンを奪われる。(21-38)
 DEERSは富士通のキックオフにWR#34藤森が91ydをリターンすると、QB加藤がWR#25岩井に4ydのタッチダウンパスを決める。(28-38)
 DEERSの2度目のオンサイドキックも富士通に押えられると、27yd・4yd・14ydと走られ、最後は5ydのタッチダウンランを奪われて試合終了となる。(28-45)

森ヘッドコーチコメント

 最後に試合らしくなりましたが、全体を通して完敗でした。前半、ディフェンスが粘っている時にオフェンスが進めない、最終クオーターでやっとオフェンスが機能し得点を挙げた直後に、今度は簡単にディフェンスが失点を許す。両輪がかみ合わず、ちぐはぐなままで試合が終わってしまったというのが正直なところです。キッキングもビッグリターンで見せ場を作る事はできましたが、相手を上回っていたかと言えば疑問です。すべてにおいて力不足。点差以上の力の開きがあったと痛感しています。
 降雨の悪条件は相手も同じ事。どのような状況においても、最高の闘いができる準備を整えて臨むことしかありません。我々が目標に掲げた日本一になるためには、このレベルの相手に勝つ、一度だけではなく何度も勝つという事です。相手が勝手に負けてくれる、自滅してくれる事などあり得ず、自らが勝利を掴みに行く他はないのです。
 クラブチームになり選手補強の自由度は上がりましたが、それでも我々のチームには飛び抜けた存在、スターがいる訳ではありません。これから秋シーズンに向け全員が完全に心・技・体を尽くし、合わせ、「日本一になる」と言える資格のあるチームに必ず昇華していきます。

選手コメント

■RB#29丸田選手
単純に弱いから負けた。それが全てです。試合展開や戦略以前の問題と認識しています。このままのレベルでいくら練習に時間を費やしても成果は上がりません。多少上手くはなるでしょうが、強くはなれません。意識を、意志を、根幹から変え、すべてのレベルを全員で上げて、その上にさらに練習を、日々の努力を積み重ねていきます。秋のシーズンには、生まれ変わった新しいチーム全体が、大きく成長した姿を必ずお目にかけます。これからもご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。


■DL#90鈴木選手
全員が共有すべき勝ちたいという強い気持ちが、相手を上回っていなかったと痛感しています。「これでいい」と思った瞬間に歩みは止まります。絶対に妥協せず、全員が、このメンバーで高いレベルでやり抜く覚悟を決めます。


■LB#37大舘選手
反省点ばかりの試合でした。これを活かせなければ、我々に次はありません。自分のなかにある自分に向けた悔しさを全員が持っていると思います。これを絶対に無駄にせず、秋に向けて精進していきます。


■OL#78荒井選手
試合前、ミスを恐れずに勇敢にいこうと誓ったはずなのに、それが出来なかったのが大きな反省点です。我々は、うまくやろう・・・などと思って、実際に上手く良いプレーが出来るレベルではありません。秋には「最初からやり切る」姿を必ずお見せします。

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