念願の1部、しかし、1部の壁は厚く、パールボウルは2回戦で敗退した。学生との交流戦も始まった。 初の遠征試合となる長居球技場での京都大学戦、横浜スタジアムでの日本大学戦と勝利を重ねた。 秋のリーグ戦は初戦に勝利したものの、その後3連敗。 しかし、負ければ2部との入替戦となる最終戦はリクルートを逆転で打ち破り、その後、宿敵のライバルとなるスタートだった。

　1989年春チームを発足させて、その年は日本社会人協会準加盟という立場でプライベートリーグであるパレスサイドリーグで活動。
　翌1990年に日本社会人協会に正式加盟して、3部リーグからスタートということになりました。
　もともとチームを創設するにあたり、当然日本一を目指すということで始めましたが、準加盟を経て3部〜2部と勝ち上がってはじめて1部リーグに挑戦できるということで、日本一になるには最短でも4年かかることになります。
　また、当初より仕事とフットボールの両立をうたって始めましたから、まずは「強く、明るく、そして楽しく」というチーム作りをして、『5年で日本一』を目標に掲げて活動したというのが、1990〜1992年シーズンでした。
　結局1997年度に初の日本一になるまでに、チーム発足から9年（正式加盟から8年）を要しました。
　以上のように、「チームスローガン」というよりは『5年で日本一』という大目標が当時のチーム並びに会社の合言葉だったといえます。
（1990〜1992主将：齋藤　茂）